単月シェアトップはau──4月事業者別契約者速報4月はトピックの多い月だった。純増数では3社がもみ合い、ドコモが2位転落。3G契約数ではFOMAが引き続き好調だ。「@FreeD」が始まったPHSでは、ドコモが約1年ぶりに純増を果たした
電気通信事業者協会(TCA)は5月8日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2003年4月の契約数を発表した。携帯電話契約数は65万7900増えて、7631万4600。
単月純増数では、auグループがトップ。6カ月ぶりにドコモは純増シェアトップから転落した。J-フォンは3位だったがドコモとの差はわずか。3月はドコモが圧勝したが、4月はかなりの接戦となった。
各キャリアの単月シェアの推移
各キャリアの単月の純増数の推移
3Gでは、3月に引き続きFOMAが好調だ。9万1100の純増を果たし、累計で42万1000。このペースでいけば、このたび発表した年間113万増という目標(5月8日の記事参照)も達成できそうだ。 auのCDMA2000 1xは70万5100の純増。累計では751万1000となり、au契約者全体の53%に達した。既に半分以上は3Gユーザーだ。 J-フォンの3G、Voadafone Global Standardは9700の純増。累計では3万4900となっている。
4月末の段階で、カメラ付き端末には大きな差がついている。これまでトップを走っていたJ-フォンを、ドコモのiショットが抜いたばかりだ(4月30日の記事参照)。auは、カメラ付き端末の投入に出遅れたため、他キャリアの半数程度に留まっている。 カメラで撮影した動画をメールで送信できるムービー機能については、J-フォンの「5x」シリーズをauの「53xx、13xx」シリーズが数で上回った。au端末の約14%がムービーメール対応となる。
PHSでは、ドコモが4月1日にサービス開始した定額制データ通信サービス「@FreeD」が効果を上げたようだ(3月25日の記事参照)。2002年3月以来、約1年ぶりに純増。1万3000契約増えて、累計170万1000とした。 同じく定額データ通信サービス「AirH"」を展開するDDIポケットは、600の微増に留まり、累計では297万6000。 アステルグループは、東京の鷹山が7300減となったのを筆頭に軒並み数を減らし、1万2200の純減となってしまった。独自に定額制データ通信サービスを提供し、昨年急激に契約者を増やした関西のケイ・オプティコムも2カ月連続の微減となり、一時の勢いは失われつつある。
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