カラオケにもFeliCa導入 第一興商がコンテンツサービス
第一興商は4月19日、非接触型IC技術「FeliCa」を活用したコンテンツサービスを始めた。ブロードバンド回線と接続した専用端末をカラオケボックスに設置するもので、携帯でのサービス展開も視野に入れる。
第一興商は4月19日、非接触型IC技術「FeliCa」を活用したコンテンツサービスを始めた。ブロードバンド回線と接続した専用端末をカラオケボックスに設置し、ICカードを使用したコンテンツサービスを展開する。
登録制の「club DAM MEMBERSHIP」を新設し、FeliCaを使った会員カードを発行する。ブロードバンド対応カラオケ機器「BB cyber DAM」に接続した専用端末「DAMステーション」にカードをかざすとコンテンツを利用でき、有料コンテンツの決済はプリペイド型電子マネー「Edy」で行う仕組み。第一興商はFeliCa内蔵iモード端末でも、同機器を利用できるようにする予定だ。
DAMステーションでは、内蔵カメラを使って顔写真を登録し、リクエスト時に画面上に表示させたり、1回300円でオンラインオーディションを受けたりできる。本体はクレードルから分離して、カラオケTV画面を手元で確認できるサブモニターとして利用することもできる。
まず都内の「ビッグエコー」直営店舗に設置。今期で5000台以上の設置を計画している。
Edyのバリュー発行は、同社が第三者発行型前払式証票発行者登録を行い、自社で行う。Edyのバリュー発行を金融機関以外が行うのは初めて。
カラオケボックスの利用客は年々減少しており、各社とも集客力の向上に知恵を絞っている。同社はコンテンツゲートウェイ事業を展開することで、カラオケボックスを単なる“歌う場”から多彩な娯楽を楽しめるスペースへと転換させ、来店客と収入源を増やしたい考えだ。
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