着せ替えパネル、ワンタッチオープンの「SO506iC」
ソニー・エリクソンのFeliCa端末は、液晶が180度左右に回転する「SO506iC」だ。軽く横に押してあげれば、自動で開くワンタッチオープン機能が搭載された。全8色の着せ替えパネル「フィットカバー」も用意される。
液晶が前面に向いたまま、左右に180度回転してダイヤルキーが現れるソニー・エリクソン製端末も3台目に突入。FeliCaを内蔵した「SO506iC」は、回転スタイルのまま、使い勝手を向上させた。
基本的なスペックとしては、130万画素のCCDカメラや2.3インチのQVGA液晶など。カメラはマクロ切り替えスイッチを備えたもので、AF機能などはない。外部メモリはメモリースティックDuoを使う。カメラのレンズカバーは、開けて起動するのは従来通りだが、閉じるとカメラが終了するようになった。
ボディサイズは「SO505iS」に比べて若干大きめ。重さも140グラムと7グラムほど重くなった。しかし、角が取れたラウンドフォルムを採用したことで、握り具合はよく、大きさを感じさせない作りになっている。
大きな特徴は3つある。1つは、8種類の着せ替えパネル「フィットカバー」を用意したこと。4色あるボディカラーのそれぞれに1種類ずつ付属するほか、4種類がオプション販売される。価格は未定だ。
フィットカバーは柔らなゴム製で、ワクに引っかけるようにして取り付ける。特殊な工具は必要ないが、簡単には外れないようになっている。
2つ目の特徴は、「閉じたまま、さまざまなことをできるようにした」(説明員)こと。閉じたままでも文字入力ができる「文字パレット」機能を備え、“トジ打ち”が可能になった。メール入力などができるほか数字入力も可能なため、例えばiモードサイトで暗証番号を入れるときなども、閉じたままで操作できる。
これまでダイヤルキー下部に配されていた「マナー/メモ」ボタンは、側面に移され、閉じたままでマナーモードへ移行できるようになった。
3つ目は、液晶の回転動作がワンタッチで可能になったことだ。内部にバネが組み込まれており、少し横に回転させればあとは自動的に開く。片手での開閉動作がかなり簡単になった。
また、メモリースティックに保存した音楽を再生できるAudio Playerでは、音楽を再生しながらiモードやメール操作が可能になっている。
機種名 | SO506iC |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×106×26ミリ |
重さ | 140グラム |
連続通話時間 | 140分 |
連続待受時間 | 460時間 |
カメラ | 130万画素CCD |
外部メモリ | メモリースティックDuo |
メインディスプレイ | 2.3インチ26万色TFT液晶・QVGA |
サブディスプレイ | なし |
カラー | バカンスローズ、ソイルブラック、エアリーベージュ、トロピカルターコイズ |
|
関連記事
- 音楽も再生できる「SO505iS」
“モバイルAVケータイ”を名乗る「SO505iS」が登場する。メモリースティックDuoに保存したATRAC3形式の楽曲を再生できるほか、テレビ放送などをメモリースティックDuoに録画して、最大2時間の再生が可能だ。ボディも8ミリ薄くなった。 - FeliCaケータイはSO、P、SH、Fの4モデル
ドコモはFeliCaケータイ4モデルを発表した。130万画素カメラの「SO506iC」、195万画素カメラの「P506iC」、液晶部が回転する202万画素端末「SH506iC」、オートフォーカス128万画素カメラの「F900iC」の4機種。 - 特集:動き出すFeliCa携帯~その全貌
iモード登場に匹敵する変化が、携帯にもたらされる。非接触IC技術“FeliCa”搭載端末の登場だ。携帯が財布代わりになる、定期券代わりになる、カギ代わりになる。端末の使い勝手のチェック、業界関係者へのインタビューなどを交えながら、NTTドコモが「今後5年間の主役」と位置付ける技術の正体に迫る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.