全部入り「W21SA」徹底攻略:徹底攻略レビュー(4/4 ページ)
最大2.4Mbpsの定額制データ通信に対応したWIN端末の中でも、ラジオや200万画素CCDカメラなど多機能ぶりが特徴の「W21SA」。メール作成・閲覧環境からカメラ関係の操作性、アドレス帳からアクセサリーまで「W21SA」を詳細に見ていく。
各種機能
アドレス帳は「あいうえお」順にタブがついた一般的なもの。上下左右キーで1件づつ移動できるほか、側面キーでページ送りも行える。待受画面から数字キーを長押しすることで、その行(「3/さ」ならサ行)の表示にショートカットもできる。その場合、その行の登録アドレスは利用頻度順に並んで表示される。
そのほか、三洋製端末伝統の機能もしっかりと継承している。電話がかかってきたら、携帯を開けば取ることができ、閉じることで終話できる「オープン通話」「クローズ終話」設定に対応。電話をかけた際に相手がでたらバイブが鳴って知らせてくれる「お知らせバイブ」(相手が出るまで耳に当てている必要がなくなる)など、便利な機能が多数用意されている。
機能 | 概要 |
---|---|
時計の秒表示 | なし |
カレンダー祝日表示 | ○(2006年度以降はダウンロード対応) |
ライト点灯 | 側面ライトボタン長押し中に点灯 |
メイン液晶微灯表示 | ○ |
お知らせランプ | ○ |
計算機 | ○ |
メモ帳 | 10件、全角128文字 |
タスクリスト | 50件、アイコン、期限(カレンダー機能内) |
アラーム | 8件、スヌーズ、曜日ごとの繰り返し |
ICレコーダ | 128Mバイト外部メモリに最大8時間 |
単語辞書 | 和英:1万語、英和:2万語、カタカナ英語:2万語 |
全体として、W21SAは“全部入りの多機能携帯”の印象が強い。ただし操作性などソフトウェア面でも水準以上の仕上がりだ。撮影した画像の編集面でこなれていないところが見られたり、Flashを活用したメニュー画面の動作がもたついたりと不満もあるが、全体として使い勝手は悪くない。
一見するとかなり大きな端末に見えるが、実は幅は「W21S」と同じ50ミリで、厚みもW21Sより薄く「W21K」と同じ25ミリしかない。スクエアなデザインが実際よりも大きく見せているわけだ。
回転2軸ヒンジ構造により、EZナビウォークが利用しやすいのもau端末唯一だ。ハイエンドのWIN端末を求めるユーザーには安心して勧められる端末である。
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