「ワイヤレスジャパン2005」の見どころ:キャリアブース編:ワイヤレスジャパン2005
ワイヤレスジャパン2005には、キャリアのブースも設置される。展示の見どころをチェックした。
7月13日から東京ビッグサイトで開催されるワイヤレスジャパン2005にはKDDI、NTTドコモ、ウィルコム、イー・アクセスといった、既存・新規キャリアがブースを構える。
各ブースの見どころをチェックした。
KDDI版「おサイフケータイ」を展示
KDDIブースの目玉は、発表されたばかりのKDDI版おサイフケータイ「EZ FeliCa」対応端末を出展(7月11日の記事参照)。ケースに入った状態の展示となるため触れることはできないが、一般への披露は初となるため注目が集まる。なお一連の夏モデルについては(特集記事参照)、タッチ&トライ形式での展示を予定している。
各種新技術を使った試作機も出展。RF IDリーダー搭載端末(3月2日の記事参照)や携帯電話用小型燃料電池(1月21日の記事参照)も展示するという。
法人向けソリューションでは、定額料金の通話サービス「OFFICE WISE」(2004年12月の記事参照)や、ビジネスの効率化をサポートする「ビジネス便利パック/ケータイオフィス/GPSMAP」などの提案に加え、Webサービス技術に対応したBREWミドルウェアや情報漏洩対策プラットフォーム「SimDesk HS」などを展示する。
FOMAプラスエリア対応の「SH700iS」「F700iS」を披露
ドコモは、FOMAプラスエリアに対応した普及モデル「SH700iS」(7月12日の記事参照)と「F700iS」(7月12日の記事参照)を披露。端末ではほかにもFOMA901iSシリーズや(特集参照)海外で使えるFOMA「N900iG」、ビジネスFOMA「M1000」を出展する(6月30日の記事参照)。M1000については、アドインアプリやソリューションも合わせて紹介するという。
展示コーナーは、最新端末を紹介する「最新モバイルトピックス」、AV系サービスとソリューションを提案する「次世代サービス&ソリューション」、モバイルソリューションなどの活用事例を紹介する「最新ソリューション」、最先端の研究成果を紹介する「リサーチ&デベロップメント」の4つのコーナーに分けて展開。
法人向けソリューションは無線LAN対応FOMA「N900iL」を内線電話として使うためのソリューション「PASSAGE DUPULE」(2月7日の記事参照)やおサイフケータイ向けソリューション、家電の遠隔操作を可能にする「FOMA AVユニット」などを展示(7月12日の記事参照)。次世代通信インフラに関する研究は、4Gについての研究成果をパネルの展示と説明で紹介する。
「WILLCOM SIM STYLE」を公開──ウィルコム
ウィルコムブースでは、PHSの通信部分をカード型のモジュールに収めた「W-SIM」と(7月7日の記事参照)、W-SIMを挿して使う端末「WILLCOM SIM STYLE」を展示する(7月7日の記事参照)。動く状態のものが展示されるといい、どんな端末なのかを試すことも可能だ。
法人向けソリューションは、ウィルコムのPHS網を利用した組み込み向けの通信モジュール「CSCエンジン」と、これを利用した「MyAccessサービス」(5月11日の記事参照)や、データ通信カード型AIR-EDGEを鍵にするセキュリティシステム「モバロック for AIR-EDGE」(3月28日の記事参照)のほか、事業所用コードレス電話サービス、PHSのテレメトリング利用などを提案する。
端末モックを5種類展示──イー・アクセス
1.7GHz帯を使った携帯電話事業を計画しているイー・アクセスは、一般向けには初公開となる端末モックを5種類展示する。同社が提供するサービスを想定したモックだという。
ブース内ではパネルを使ったサービスイメージのプレゼンテーションも実施する(7月12日の記事参照)。
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