使いやすさ、健康、安心・安全のニーズに応える──「FOMAらくらくホンII」(2/2 ページ)
世代や性別を超えた使いやすさに配慮した携帯電話「らくらくホン」。新モデルは、現在利用しているユーザーが携帯に求めている機能を反映させた端末に仕上がった。
全ての会話を遅くすると相手との会話に遅れが出て支障をきたすため、会話の間にある無音部分を圧縮して遅れが出ないようにする工夫も盛り込まれている。
はっきりボイスは前モデルにも搭載された機能。周波数が高い音を強調することで相手の声を聞こえやすく変換するもので、側面のスピーチボタンを押すことで機能する。
光るボタンとガイド機能が進化
分かりやすさを支えるのは、ボタンが光って操作をナビする「光ナビ」とガイド機能。いずれも前モデルに搭載されていたもので、機能がさらに強化された(2004年9月の記事参照)。
「前モデルで光るのは発話ボタンとテレビ電話ボタンのみだったが、FOMAらくらくホンIIは決定キーと右ソフトキーも光るようになった」(説明員)
決定キーはカメラやムービー機能の利用時に点滅し、決定キーを押せば撮影できることをナビゲーションするほか、着メロや目覚ましなどの設定時に決定キーで「完了」できる場合に光って知らせる。ただ設定の完了は右ソフトキーに割り当てられている場合もあり、「その際には右ソフトキーが光る」(説明員)仕組みになっている。
ガイドは、メニュー内に分からない言葉が出てきたときに右ソフトキーを押すと説明が表示される「ワンタッチガイド」を装備。電話やメールの着信時に、文字と画像で操作をサポートする「見たままガイド」も前モデルから引き続き搭載された。
ワンタッチアラームと歩数計も装備
安心・安全、健康にも配慮したのがFOMAらくらくIIの特徴。らくらくホンIIIに搭載され、好評だった歩数計機能をFOMAとして初めて装備したほか、出先で急に具合が悪くなったときなどに自分の存在を周囲に知らせることができる「ワンタッチアラーム」を装備した。
ワンタッチアラームは、電話のベルより大きい80デシベル。スイッチはスライド式で、ボタンを押しながらスライドさせるとアラームを鳴らせる。「アラームのオフはスライドさせるだけでよく、ボタンを押す必要はない。誤ってオンにしても簡単にオフにできる」(説明員)
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