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FOMA 902iシリーズは「OMAP2」搭載
ARM9コアを搭載したこれまでのOMAPに代わり、902iシリーズにはARM11コア搭載のOMAP2が搭載される。OMAP2搭載携帯は世界で初めて。
テキサス・インスツルメンツ(TI)は11月1日、ドコモのFOMA 902iシリーズに同社のアプリケーションプロセッサ「OMAP2」が搭載されたと発表した。OMAP2ベースの世界で初めての携帯電話となる。902iシリーズ6機種のうち、「複数機種に搭載されている」(TI)。具体的な機種名は明らかにしていない。
具体的なチップはOMAP2アーキテクチャーに基づく「OMAP2420」。従来のOMAPプロセッサのARM9コアに代わり、ARM11コアを利用しており高速化を果たしている。またTIのSmartReflex技術を用いて電力管理や性能管理も強化した。
これまでもFOMA 90x/70xシリーズにはOMAPが搭載されてきたが(3月29日の記事参照)、OMAP2に代わることでパフォーマンスアップなどが期待できる。
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