スピードセレクターの使い勝手は──「D902iS」:夏モデルの“ここ”が知りたい「D902iS」編(2)
「D902iS」で最大の注目は、新たに搭載された「スピードセレクター」。その使い勝手に関する質問が寄せられている。
質問:スピードセレクターは、節度なくクルクル回転するのか?
「(D902iSの)スピードセレクターの操作感はどのようなものでしょうか。ソニエリ端末のディスクジョグのように、節度感のあるものなのか、あるいは節度なくクルクル回転し続けるものなのか。非常に気になります」──。スピードセレクターについて、このような質問が寄せられた。
まずは、ソニエリ端末「SO505iS」のディスクジョグ(2003年12月の記事参照)と「D902iS」のスピードセレクターの構造の違いをおさらいしよう。
大きな違いは、独立した方向キーがあるかどうか。ディスクジョグは回転機構の内側に独立した方向キーがあり、さらにその内側に決定キーがある。スピードセレクターは、回転機構が方向キーも兼ねる仕様で、回転をオフにすれば普通の十字キーとしても使える。
スピードセレクターの回転時の操作感は、ディスクジョグと似ている。少し回転させると、軽く止まるような感じの引っかかりがあり、それが回転しすぎてスクロールが先に行きすぎるのを防いでくれる。ちょうど12回目の引っかかりで1周し、その回数はSO505iSと同じだ。
質問:スピードセレクターの耐久性は
回転機構で気になるのが、耐久性。使っているうちに回転しづらくなるのではないかと心配する声も挙がっている。ドコモによると「通常の使い方をしていただく分には支障はありません」とのことだ。
質問:スピードセレクターのレスポンスは
「D901iS」や「D902i」で、もっさり感が気になったというユーザーからは、スピードセレクターのレスポンスが気になるという質問が寄せられた。D902iでは、Flashメニューなどで操作に対する若干のもたつきが見られたが、D902iSでは、スピードセレクターの操作に対するメニューなどの反応は快適でキビキビしている。数人の編集部のスタッフで試してみたところ、回転に対する操作の追随に関する不満は聞かれなかった。
スピードセレクタに合わせて決定ボタンが光るのは、オフにできるのか
回転に合わせて決定キーが光るのがスピードセレクターの魅力の1つだが、これをオフにすることも可能だ。「メニュー」→「設定/NWサービス」→「ディスプレイ」→「イルミネーション設定」→「スピードセレクター/その他」にアクセスしてオフを選べばいい。
決定キーのイルミネーションは、着信通知ランプも兼ねており、通話やメールの着信時にも光る。これらのイルミネーション設定は細かくオン/オフを設定できるので、例えば、「回転時のイルミネーションはオフにして、音声通話着信時や不在通知では光るようにする」といった設定も可能だ。
質問:ホコリ問題は解消されたのか
D902iでちょっとした話題になったのが、ディスプレイの内側にホコリが入ってしまうという問題(2005年12月の記事参照)。ドコモはこの事象について「改善された」としている。
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