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ドコモ、ウィルコムもユニバーサルサービス料を全額ユーザー負担に
KDDIとソフトバンクモバイルに続き、NTTドコモとウィルコムも、1番号あたり7.35円のユニバーサルサービス料の負担をユーザーに求めると発表した。
KDDIとソフトバンクモバイルに続き(11月24日の記事参照)、NTTドコモとウィルコムも、1番号あたり7.35円のユニバーサルサービス料の負担をユーザーに求めると発表した。
いずれも2007年1月から「電話のユニバーサルサービス制度」が開始されるのに伴い、1番号あたり7.35円を追加課金する。なお、ドコモのプリペイド携帯電話「ぷりコール」については通話料に含めた形での請求となる。
ユニバーサルサービスとは、電気通信事業法第7条で定められた「国民生活に不可欠であるため、あまねく日本全国の提供が確保されるべきもの」として、現在東日本電信電話(NTT東日本)、西日本電信電話(NTT西日本)が適格電気通信事業者として指定を受けて提供している電話サービス。加入固定電話の基本料、社会生活上の安全および戸外での最低限の通信手段を確保するために設置される第一種公衆電話、特例料金となる離島通話、110番、118番、119番などの緊急通報がこれにあたる。
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ただ、一部の地域ではユニバーサルサービスの確保・維持に必要な費用が不足しており、その不足分は他の通信会社全体(固定電話/携帯電話/PHS/IP電話)で費用を応分に負担することになっている。
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