写真で解説する「らくらくホン ベーシック」(1/2 ページ)
“やさしさ”の基本形──携帯の基本機能の使いやすさを改めて原点に戻って徹底追求した簡単ケータイ、それが「らくらくホン ベーシック」だ。従来機のらくらくホンIIIから継承した機能や使い勝手に加え、持つ人に“やさしさ”を与えるデザインや新たな親切機能を備えて登場する。
「あんしん/かんたん/おまかせ。ケータイに不慣れな人でも使えるように」──をコンセプトに、幅広いユーザーをターゲットにする簡単ケータイ“らくらくホンシリーズ”。現在、2003年秋に発売したムーバ(PDC)端末「らくらくホンIII(F672i)」、通話のみの利用に特化した「らくらくホン シンプル(D880SS)」、そして2006年9月に発売された富士通製の「FOMAらくらくホンIII」、計3種類で展開している。
今回登場する「らくらくホン ベーシック(F883i)」は、この3機種のうち、らくらくホンIIIの後継という位置付けとして投入される。発売後3年半を経過した現在もニーズがあるというPDC端末のらくらくホンIIIから、FOMA端末への乗り換えを促進させたい考えと思われる。
本機のテーマは「やさしさの基本形」の追求。ターゲットユーザーにとって煩雑かつ高価になってしまうと判断された機能(カメラやブザー機能)などを廃し、“1週間ほど使い、角が滑らかに落ちた”状態の石けんをイメージした、優しく手になじむデザインが特徴だ。
なお、FOMAらくらくホンIIIに備わっていたカメラ機能や外部メモリスロット、「防犯ブザー+緊急時自動連絡」機能などは本機では省かれている。
カメラの搭載/非搭載については多くの議論があったようだが、ニーズの多様化に対応し、セグメントの分別を同シリーズ内ではっきりさせるため、という考えで省略された。高機能な分、操作が煩雑になることを望まないユーザーも多く、やはり、携帯の基本機能となる、通話&メール&iモードに特化したらくらくホンIIIの正常進化形態と位置付けられるだろう。
発売は、母の日(5月第2日曜日)・父の日(6月第3日曜日)商戦を見込んだ2007年4月上旬から中旬を予定。価格は新規契約時で1万円前半と、かなり安価な設定となるもようだ。
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