ドコモ、「ミラノサローネ」でステファノ・ジョバンノーニデザインのNEC端末を展示
NTTドコモは3月15日、イタリア・ミラノで開催される世界最大のデザインイベント「ミラノサローネ」に、国内未発表のNEC製FOMA次期モデルを出展すると発表した。
NTTドコモは3月15日、イタリア・ミラノで4月18日から23日(現地時間)に開催される世界最大のデザインイベント「ミラノサローネ」に、日本国内未発表のNEC製“FOMA次期モデル”を出展すると発表した。
出展される端末は、世界的な建築家、工業デザイナー、そしてインテリアデザイナーとして活躍しているステファノ・ジョバンノーニ氏とNEC、NTTドコモの3社によるコラボレーションから生まれたもので、904iシリーズに属する最新端末の可能性がある。ジョバンノーニ氏といえば、日本でもアレッシィのキッチンウェアのデザインや、フィアットのコンパクトカー、Panda ALESSIなどを手がけたことで知られる。
ミラノサローネの開催期間中、トルトーナエリアの「SUPERSTUDIO PIU」(スーパースタジオ・ピュー)で展示されるドコモブースのデザインも、同じくジョバンノーニ氏が手がけるという。
また、合わせてドイツ・ミュンヘンの美術館「PINAKOTHEK DER MODERNE」(ピナコテーク・デア・モデルネ)内にあるデザインミュージアム「DIE NEUE SAMMLUNG」(ディ・ノイエ・ザムルング)から、ドコモのデザイナーズケータイ7機種をパーマネントコレクションにしたいとの依頼が各デザイナー宛てにあったため、ドコモから端末を寄贈したことも発表された。
今回パーマネントコレクションとして収蔵されたのは、佐藤可士和氏デザインの「SA800i」「N702iD」「N703iD」、佐藤卓氏デザインの「P701iD」「P702iD」、平野敬子氏と工藤青石氏が手がけた「F702iD」、そして松永真氏による「SH702iD」。
DIE NEUE SAMMLUNGのコレクションには、美術工芸の分野からおよそ7万点の収蔵品があり、柳宗理氏の「バタフライ・スツール」などをはじめとする工業デザイン作品や、田中一光氏のほかのポスターなども含まれている。
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