フォントはワイドVGAに最適化されるか――「911T」:「911T」の“ここ”が知りたい(2)
「911T」の大きな特徴として挙げられるのが、3インチワイドVGA液晶だ。特にフォントに関する質問は多く、高精細な液晶がどこまで生きるのかに注目していることがうかがえる。
質問:液晶には汚れや傷を防ぐ処理がされているか
「911T」はディスプレイが常に露出しているスライド形だけに、液晶の耐久性を気にする声は多かった。ソフトバンクモバイル広報部によると「液晶だけでなく、本体表面には傷などが付きにくいコーティングをしている」とのこと。
液晶を指で触る、携帯をポケットにしまう程度であれば、そう簡単に液晶に傷が付くことはないはずだ。また、“本体表面”にコーティングが施されていることを考えると、ディスプレイ下のソフトキーも、よほど乱暴に扱わなければ傷は付かないだろう。
質問:メールやWebのフォントはワイドVGAに最適化されているのか
ワイドVGA液晶を搭載したことで、フォントの解像度もアップしているのではと期待してしまうが、残念ながらメニューやメール、Yahoo!ケータイのフォントはワイドVGAに対応した表示ではなく、倍角表示となる。
フォントサイズを「極小」にすると、メールの本文は1画面に最大532文字を表示できるが、文字のジャギーが目立つ。決して読みづらいというレベルではないものの、せっかくのワイドVGA液晶が生かされていないのはやはり残念だ。
911TでワイドVGA(480×800ドット)の解像度で表示できるものには、PCサイトブラウザ、PCドキュメントビューア、静止画、動画、ナビアプリなどがある。また、ワイドVGAに対応したS!アプリ「ブレインチャレンジ」をプリインストールしている。
ソフトウェア更新により、フォントをワイドVGAに最適化したものにアップデートすることはないのだろうか。ソフトバンクモバイル広報部に問い合わせたところ「現時点でそのような予定はない」という。次期モデルでの改善に期待したい部分だ。
質問:フォントを変更できるのか
auの東芝製端末は、メーカーサイト「Toshiba User Club Site」でダウンロードしたフォントに変更できるが、911Tはどうか。Toshiba User Club Siteにアクセスしてもダウンロードフォントはなく、本体の設定からフォントの種類を変更することもできなかった。
文字サイズは「操作画面」「メール閲覧」「携帯ブラウザ」「PCブラウザ」「文字入力」のそれぞれについて個別に変更でき、操作画面のみ大/中/小さめの3段階から、それ以外は大/中/小さめ/小/極小の5段階から選択可能だ。
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