写真で解説する「W54T」(機能編)
前回の“ほぼ全部入り”機の数少ないウィークポイントを克服し、ハイエンド機らしい高級感とライバル機「911T」並みの18.5ミリのスリムボディを実現した新機種「W54T」。ワンセグやカメラ機能などにも若干の改良が図られた。
東芝製の「W54T」は、“ほぼ全部入り”の2007年春モデル「W52T」の後継機に位置付けられる端末。新たに、GPS衛星から直接位置情報を取得でき、圏外でも利用可能になったGPS機能やFeliCaのアドホック通信機能を利用してメッセージなどのやりとりができる「Touch Message」といったauの新サービスに対応するが、基本スペックはW52Tを継承している。
W52Tで好評だったワンセグやデジタルラジオ、1Gバイト内蔵メモリ、「Qosmio」や「REGZA」シリーズで培った映像技術を採用した3インチのワイドVGAディスプレイを引き続き搭載。新たにワンセグの外部AV出力に対応し、AV出力ケーブルを経由して自宅のテレビやカーテレビなどのコンポジット入力付きのAV機器へ、ワンセグの映像を出力できる機能を備えた。AV出力は撮影したムービーや写真、PCドキュメントデータなども可能。高性能のグラフィックエンジン「T5GP」によりなめらかな映像を実現する。
カメラは有効324万画素CMOS、35ミリフィルム換算で28ミリの広角レンズを搭載する。ワイドアングルで撮影でき、被写体との距離を取りにくい屋内や自分撮りなどにも威力を発揮する。手ブレ軽減機能やAFは引き続き搭載する。
画素数こそはW52Tと変わらないが「撮像素子を変更したので、画質や色の再現力が上がっている」(説明員)とのことだ。また広角レンズにより、集合写真や被写体との距離が近い室内撮影なども扱いやすくなりそうだ
東芝製端末ではおなじみのBluetoothも搭載。ワンセグやデジタルラジオ、LISMOなどの音声、写真やスケジュール、アドレス帳、プロフィール、タスクリストなどデータフォルダ内のデータをPCなどのBluetooth対応機器とやりとりできる。もちろん、ハンズフリー通話やダイヤルアップ接続などにも対応する。
関連記事
- 「W54T」関連記事一覧
“全部入り”が厚さ18.5ミリのステンレスボディに進化──「W54T」
ワンセグと3インチワイドVGAディスプレイのハイエンド機がさらにスリムに──それが東芝製の「W54T」。“ほぼ全部入り”のハイエンド端末として登場した2007年の春モデル「W52T」のウィークポイントをことごとく克服し、18.5ミリのスリムステンレスボディをまとって大きく進化した。EXILIMにウォークマン、防水ワンセグなど15機種――auの2007年夏モデル
KDDIが夏商戦向けのau端末15機種を発表。5.1Mカメラ搭載の「EXILIMケータイ」や、内蔵メモリを2Gバイトに増強した「ウォークマンケータイ」、防水ワンセグケータイなどが登場した。ワンセグ+3インチWVGA液晶+Bluetooth+スライド──“ほぼ全部入り”の「W52T」
ワンセグ、デジタルラジオ、3インチWVGA液晶、Bluetooth、スライド、FeliCa、1Gバイト内蔵メモリなど望まれる機能をほぼ全て搭載するハイエンド機、それが東芝製「W52T」だ。ワンセグ7機種、デザインコンセプトモデルなど10機種──auの春モデル
KDDIは春商戦向けモデルとなるauの2007年春モデル10機種を発表。ワンセグ端末は7機種、FeliCa対応端末は8機種。au design projectのコンセプトモデルを製品化した「MEDIA SKIN」、シャープの“アクオスケータイ”、初のパナソニック モバイル製WIN端末も登場する。ワンセグ+3インチWVGA+薄型スライド+HSDPA+BT──“全部入り”の「911T」
auが“全部入り”ならソフトバンクも“全部入り”。東芝製の「911T」は、ワンセグ+3インチWVGA+BT+薄型スライド+HSDPAなどのフル装備で登場する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.