やはり“最初から全部”というのは難しいのでしょうか:PHS販売ランキング(8月6日~8月12日)
夏の新機種の投入を終え、変動がぴたりと止まったウィルコム販売ランキング。しかし同社はここ最近、割賦販売制度「W-VALUE SELECT」の適用範囲を拡大している。この成果はランキングの顔ぶれにどう影響するだろう。早速、今回の販売ランキングをチェックしていこう。
ウィルコムの販売ランキングは夏の新機種の投入を終え、変動がなくなっている。
今回も前回と同じく、京セラ製の「WX320K」、ケーイーエス製の「9(nine)」、ネットインデックス製の「nico.」が順当に1位から3位を独占。続いて夏の新機種、東芝製「WX320T」、シャープ製の「Advanced/W-ZERO3[es]」がランクインした。
さて、ウィルコムは18日から、割賦販売制度「W-VALUE SELECT」の適用範囲をさらに拡大。今回ランクインしたWX320T、WX320K、9(nine)のほか、京セラ製の「WX310K」、日本無線製の「WX321J」「WX220J」を含めた6機種も、新規契約や機種変更でW-VALUE SELECTが利用できるようになる。
特に喜ばしいのは、9月の敬老の日需要を含めた“親商戦”の需要も見込めるWX320TやWX320Kが、W-VALUE SELECTを利用して新規契約できるようになることだ(WX320TやWX320Kは機種変更のみ適用可能だった)。
そもそも8月1日、W-ZERO3シリーズやデータ通信カードを対象に、これまで機種変更のみだったW-VALUE SELECTが新規契約時も適用できるようになったが、子ども用途を含めた夏休み需要が見込めるこの時期にWX320TやWX320K、9(nine)が新規契約適用の対象外なのか疑問だった。ようやくこれらも利用可能になるわけだ。
ウィルコムの契約純増数は2007年3月末に9万3000の純増だったのに対し、5月末は3万6100の純増、6月末は2万2000の純増、7月末は1万1300の純増と、純増ではあるものの伸び率がかなり鈍っている。これらの施策で新規ユーザー獲得も含めた端末販売の伸びも見込めるだろうと期待したい。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年8月10日現在)は以下の通り。
- 1位:Advanced/W-ZERO3[es]
- 2位:9(nine)
- 3位:WX320K
- 4位:AX420N
- 5位:WX320T
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