調査リポート
業務でモバイル、40代はノートPC、20代はスマートフォン――モバイルコンピューティングの利用動向
モバイルコンピューティング推進コンソーシアムが、モバイル機器やネットワークの利用状況に関する調査結果を発表。モバイル機器を利用するビジネスユーザーを対象に調査したもので、世代によって利用する機器に異なる傾向が見られる。
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は5月14日、モバイル機器やネットワークの利用状況に関する調査結果を発表した。調査はノートPCや携帯電話、スマートフォンを業務に活用しているビジネスユーザーを対象に、1月23日から31日にかけて実施したもの。9877人の回答者から、条件に合致するユーザー350人を抽出して分析を行った。
同調査によれば、モバイル機器ユーザーは外出頻度が高い男性に多く、中でもスマートフォンユーザーはアーリーアダプター的特性が見られるという。ノートPCを社外で業務利用する人は40代が多く、スマートフォンを業務使用する人は20代が多かった。
エンドユーザーのセキュリティ対策については、企業規模により大きな差が見られた。またいずれのモバイル聞きでも、通信速度に関する不満が高く、そのほかノートPCでは機器の重さや使用場所が限られること、携帯電話、スマートフォンではキーボードなどの使いにくさを挙げる声も多かった。
advertisement
モバイル機器を利用していないケースでは、「該当業務がない」ことが理由のトップとなっているが、セキュリティと会社規定を阻害要因とする声も3割近くあった。
同調査報告書および集計データは、MCPC会員を対象にWeb上で公開している。
関連記事
- 携帯調査リポート
男性は“仕事と私用で分けたい”、女性は“網内定額がお得”――ケータイ2台持ちの理由
アイシェアが、携帯電話の複数所有に関する実態調査の結果を発表。5人に1人がケータイを2台持ちしていると回答し、2台目として選ぶキャリアのトップはソフトバンクモバイルとなっている。ビジネスで使いたいケータイは
ネットエイジアが携帯電話のビジネス利用に関する調査結果を発表。携帯利用が多い職種は営業職で、会社からビジネス用途の携帯電話を支給されているのは40%程度にとどまった。同調査では、仕事をする上で使いたいケータイの機種名についても調査している。ケータイのインターネット利用、用途に年代差
日経リサーチが、PCと携帯電話によるインターネットの利用に関する調査結果を発表。ケータイのインターネット利用では、年代によって用途に違いがある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.