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3日で閲覧数1万の作品も――コミック投稿サイト「マンガ★ゲット」、正式オープン
マンガ家の卵を支援するスパイシーソフトのケータイコミック投稿サイト「マンガ★ゲット」がβ版を経て正式オープンした。β版では1カ月で300の作家が登録し、公開マンガは900話に到達。正式版では作家登録の招待制をなくし、投稿のすそ野を広げる。
スパイシーソフトは8月19日、個人のマンガ家を支援するケータイ向けコミック投稿サイト「マンガ★ゲット」を正式オープンした。クローズドβ版を経て正式オープンするもので、作家登録の招待をなくして投稿のすそ野を広げる。同社では9月中に1000人の作家登録、公開マンガ3000話を目指すとしている。
マンガ★ゲットは、スパイシーソフトがアマチュア漫画家向けに作品発表の場を提供することを目的に開設するケータイコミック投稿サイト。投稿者向けには、スキャンして電子データ化した作品をPCからアップロードするだけで、画像補正やコマ認識、コマ割り、拡大縮小、スクロール設定を自動で行い、ケータイコミックのフォーマットに変換するシステムを無料で提供する。サイトで発表した著作権が運営会社のスパイシーソフトに移転することはなく、作家本人が管理できる。
同サイトは7月7日にクローズドβ版を公開し、招待制でコミックの登録受付を開始。開始から約1カ月で登録作家数が300人に到達し、公開されたマンガは900話にのぼるという。スパイシーソフトによれば、作品の中には閲覧数が3日で1万を超える作品もあり、「一般のコミックマーケットの販売数に比べても、4倍近くの読者に読んでもらえる」とアピールしている。
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月額利用料金は、コミックの読者、投稿者ともに無料。
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