レビュー

第1回 ワンセグない、カメラもない──いいえ、いらないんです「Walkman Phone, Xmini」ロードテスト(1/2 ページ)

auの第3弾ウォークマンケータイ「Walkman Phone, Xmini」は、昨今のケータイとして“相当いさぎよい”とがった仕様が特徴。そして、本家ウォークマンにも見劣りしない小型軽量ボディが特に大きな魅力なのである。

ソニー・エリクソン製の「Walkman Phone, Xmini」。グリーン×ブルー、パープル×ピンク、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラックの4色で展開する

 その“とがった”スペックの心地よさが気に入り、つい衝動買い。カメラやワンセグ、おサイフケータイ“なし”の超小型音楽ケータイ「Walkman Phone, Xmini」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製 以下、Xmini)のよさを改めて考えてみよう。

 “ウォークマンケータイ”は、ブランドは冠さなかったものの、その源流となったといえる「W31S」(2005年4月発売)から、初代ウォークマンケータイ「W42S」(2006年6月発売)、2代目ウォークマンケータイ「W52S」(2007年6月発売)と、約1年周期で登場していた。Xminiはこれよりやや周期は長いが、2008年の年の瀬ギリギリに発売されたモデルだ。なお、2009年春モデルとして第4弾「Walkman Phone, Premier3」も登場している。

 本体は44(幅)×75(高さ)×18(厚さ)ミリ、重量約75グラムのスライドボディ。ケータイ新機種の中では特に極小のサイズである。ディスプレイはQVGA(240×320ピクセル)の1.8インチ液晶。こちらはひと昔前の端末と同じくらいのスペックであるが、この端末の用途を考えると十分。ディスプレイ下部にタッチセンサーキーを備え、閉じたまま音楽プレーヤー操作が行えるようになっている。

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本体サイズは44(幅)×75(高さ)×18(厚さ)ミリ、重量約75グラムと軽量コンパクト。閉じるとボタン類が何もないフラットな表面に。右側面にロックキーと赤外線ポートを装備するのみのミニマムなデザインとなっている

ディスプレイの下部と左右にタッチセンサーキーを搭載。有効にすると、操作ボタンが浮かび上がる。[マナー]キーや[MULTI]キーの操作もタッチセンサーで行う
裏面にウォークマンとソニー・エリクソンのロゴ。本体裏面のほとんどの面積をバッテリーが占めている。充電/通信端子と平型イヤフォンマイク端子は底面にある。別売りの“充電対応USB通信ケーブル”を使用すると、PCでの音楽データ転送と同時に端末の充電も行えるが、いちいちカバーを外して充電しなければならないのがたいそう面倒。個人的には、このモデルこそ充電と通信が同時に行える卓上ホルダを用意してほしかった
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