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「電脳コイル」「ドラえもん」をARでプロモーション 東急などが実験
iPhone向けアプリ「pin@clip ピナクリ」のAR機能を使って、「電脳コイル」「ドラえもん」をプロモーションする実験が始まる。
東京急行電鉄は12月24日、NEC、国立情報学研究所、東急エージェンシーと共同で、iPhoneアプリ「pin@clipピナクリ」を使った2つの拡張現実(AR)プロモーションの実験を行うと発表した。26日より渋谷駅周辺で実施する。
4社は12月1日から東京・渋谷駅周辺で「街なかソーシャル・ブックマーキング」の実証実験を行っており、pin@clipピナクリはその専用アプリとしてApp Storeで無料配信されている。同アプリはカメラ映像に電子情報を加えるAR技術などを使って、ユーザーが投稿した街情報を共有できる。
今回の実験では、ARを題材にしたアニメとして知られる「電脳コイル」(徳間書店)のプロモーションを12月26日から1月24日まで展開。アプリを起動すると、作品に登場するアイテムになぞらえた“メタバグpin”が特定の場所で表示され、すべて集めると食事券が先着で当たる。メタバグpinの周囲には作品キャラクターを紹介するpinも表示し、作品を深く知ることができる。
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また、2月1日から3月10日まで、3月6日公開の「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」(東宝)のプロモーションも行う。特定の場所でカメラの画面が水没し、そのエリアに隠された“ドラえもんpin”を見つけると、作品のストーリーや画像を見ることができる。「新作映画のキャラクターを追いかけながら映画のストーリーを追う、新しいタイプの予告編」になっているという。
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