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オリックスが「カーシェアリングiPhoneアプリ」を開発:モーションセンサーとGPSを活用
オリックスが2月17日、同社が国内1都2府6県で展開する会員制カーシェアリングサービス向けの専用iPhoneアプリ「カーシェアリングiPhoneアプリ」を開発したと発表した。3月中旬から無料で配信する。
オリックスが2月17日、iPhoneを使って同社のカーシェアリングサービスが利用できる専用アプリ「カーシェアリングiPhoneアプリ」を開発したことを明らかにした。すでにβ版が完成しており、3月中旬にApp Storeからの配信を予定している。価格は無料。
カーシェアリングiPhoneアプリでは、オリックスが提供している会員制の無人車両貸出・返却サービスが簡単に利用できる。iPhoneを活用したカーシェアリングサービスは、国内カーシェアリング事業者としては初の取り組み。具体的には以下の機能を提供する。
- 現在位置からカーシェアリングステーションを検索
- AR技術を用いてカーシェアリングステーションへのナビゲーション
- カーシェアリング車両の貸出マニュアルの自動表示
- 非会員向け体験画面/最寄ステーション検索/AR体験
- 予約・変更・取り消し、会員向けサービス
予約からクルマまでの道案内、説明書の表示から貸し出し手続き、返却処理までが一通り行える。ARを利用したナビゲーションはiPhone 3GSでの利用が推奨されているが、すべての機能がiPhone 3GとiPhone 3GSで利用可能だ。アプリ配布による新規会員の獲得効果も狙っている。
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