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ドコモ、「アクセス制限カスタマイズ」で時間設定を提供
NTTドコモが4月1日から、アクセス制限サービスのカスタマイズ機能「アクセス制限カスタマイズ」に、時間帯別の設定が可能な「時間設定」を新たに提供する。
NTTドコモは3月26日、青少年向けのフィルタリングサービス「アクセス制限サービス」で提供しているカスタマイズ機能「アクセス制限カスタマイズ」に、サイト閲覧を制限する時間帯を個別に設定できる機能を4月1日から提供すると発表した。利用に際しての追加料金は必要ない。
新たに用意される「時間設定」では、柔軟に制限する時間帯を変更できるのが特長だ。閲覧を制限する時間は、保護者の利用意向に応じて1時間単位で2パターンまで設定でき、さらにパターンは曜日別に登録できる。つまり、平日の通学時間帯や就寝時間帯のみサイト閲覧を制限したり、土日は就寝時間帯だけサイト閲覧を制限したりといったことが容易に行える。
ドコモのアクセス制限サービスでは、現在ホワイトリスト方式の「キッズ iモードフィルタ」とブラックリスト方式の「iモードフィルタ」、サイトへのアクセスを24時間制限する「Web制限」、22時からよく朝6時までiモードを使った全サイトへのアクセスを制限する「時間制限(夜間)」という4つのメニューを用意している。また制限されるサイトやカテゴリーの一部を変更したり、アクセスを許容するサイトを追加したりできるアクセス制限カスタマイズも提供しており、かなり細かな要望にも応えられる体制ができている。ここに時間設定が追加されることで、さらに使いやすい形にカスタマイズし、例えば親の目の届かない時間に子供がこっそりWebにアクセスしたりするのを防止できる。
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