iPhoneを通じて“サポーターを束ねてつなぐ”――アディダス、FIFAワールドカップの応援アプリをリリース
アディダス・ジャパンが、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会のサッカー日本代表を応援するためのiPhone版をリリース。サポーターの“観戦”を“参戦”に変える、さまざまな仕組みを用意した。
アディダス・ジャパンは、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会のサッカー日本代表を応援するモバイルコミュニケーションツール、adidas『EVERY TEAM NEEDS...SUPPORTERS 参戦セヨ。』(以下、『参戦セヨ』)のiPhone版を12日から提供開始した。
アディダスはワールドカップ南アフリカ大会において、公式試合球や契約12カ国のユニフォーム、スパイクの提供などを通じて大会をサポートしており、日本では、代表チームが目標とするベスト4入りを後押しすべく、さまざまなキャンペーンを展開している。
キャンペーンは、サポーターたちを単なる“観戦”から、選手と同じ気持ちを共有し、新たな歴史を作る“参戦”へと導くことを目的としており、“日本と南アの距離を、いかに縮めてコミュニケーションできるようにするか”“いかに(大会を)自分のことにできるか”を考えたものになっている。新たに提供されるiPohneアプリにも、そのテイストが盛り込まれた。
アディダス・ジャパンがワールドカップ南アフリカ大会に向けて展開中しているキャンペーンの1つ「SKY COMIC」。サポーターが彩色した巨大なコミックを、日本から飛び立つサッカー日本代表選手たちに飛行機の窓から見てもらおうというプロジェクト。ストーリーは、11人の選手がボールをつなぎ、ゴールするというものだ。
『参戦セヨ。』は、ケータイなどのデジタルツールを利用してサポーターに参戦を促すプロジェクト。2009年12月からPC版とケータイ版を公開しており、モバイル版はすでに3万人以上のメンバーが参加しているという。アディダスでは、iPhone対応を望む利用者の声に応える形でiPhone版も開発。つながりやすく、参加しやすいというデジタルの特徴を活かし、PCサイトとも連携して、サポーターがデジタル上で日本代表と一緒に戦っていることを意識させるような仕掛けを用意した。
iPhone版アプリでは、まず自分の分身となるアバターを作成。Bluetoothやメールでアバターを交換して仲間を増やし、仲間同士で最大36文字のメッセージを交換してコミュニケーションを楽しめる。試合のある日は試合内容についての会話を、試合のない日は日常のなにげない会話を仲間うちで交わすことが可能だ。ほかにも、中村俊輔選手をはじめとするサッカー日本代表選手のスペシャルアバターからのメッセージなど、現地からのリアルな声を受け取れるようにした。
アプリで作成したアバターは、5月21日から始まるPCサイト上の仮想サッカースタジアム「革命スタジアム」に入場でき、スタジアムで仲間と一緒にメッセージ入りのフラッグを掲げて応援することができる。フラッグは、仲間が増えれば増えるほど大きなものに変わっていく仕組みだ。なお、日本代表戦が行われる日には、革命スタジアムでイベントが発生するという。
12日に都内で開催された発表会には、ハロー!プロジェクトのフットサルチーム、Gatas Brilhantes H.P.(ガッタス ブリリャンチス エイチピー)のキャプテンを務める吉澤ひとみさんが登場。「日本代表には革命を起こしてもらいたい。このアプリをみんなで楽しみながら思いを共有したい」とコメントした
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