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au、下り最大9.2Mbpsの「WIN HIGH SPEED」導入――秋冬モデルの一部から
auが今秋から、下り最大9.2Mbpsの「WIN HIGH SPEED」を導入。秋冬モデルの一部機種から順次導入を開始する。
KDDIはauケータイ向けのデータ通信インフラとして、下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsの高速通信に対応する「WIN HIGH SPEED」を導入すると発表した。秋冬モデルは「SIRIUSα IS06」「X-RAY」「BRAVIA Phone S005」、春モデルは「REGZA Phone IS04」「G11」「Cyber-shotケータイ S006」「T006」が対応。対応端末の発売に合わせてサービスを開始する。
WIN HIGH SPEEDは、現在、auが提供しているEV-DO Rev.A(上り最大3.1Mbps/下り最大1.8Mbps)の仕様を拡張したEVDOマルチキャリア技術を利用するデータ通信。EV-DO Rev.Aの搬送波(キャリア)を複数(2本もしくは3本)束ねて高速化する。また、1台の端末が複数キャリアを同時に利用するため、データ送受信の効率化も図れるとしている。
なお高速データ通信については、NTTドコモが12月から下り最大37.5Mbpsの「Xi(クロッシィ)」(LTE)の商用サービスを開始。イー・モバイルは、DC-HSDPA方式による下り最大42Mbpsのデータ通信サービスを10月に開始する予定だ。
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