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透明なケータイ、内部構造もデザイン――吉岡徳仁氏が手がけたiida端末「X-RAY」iidaシリーズ

吉岡徳仁氏がデザインした「X-RAY」は、ケータイの内側をデザインするという新しい試みを形にしたモデル。表面に新素材を取り入れることで、透明感と高級感を両立させた。

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iida端末の「X-RAY」。内部の電子部品がわずかに透けて見える

 iidaの2010年秋冬モデル「X-RAY(エックスレイ)」は、“透明なかたち”をコンセプトに開発した斬新なモデル。デザイナーには、au端末では「MEDIA SKIN」以来となる吉岡徳仁氏を起用した。メーカーは東芝。発売は11月中旬以降、価格は4万円台前半の予定。

 背面、キー面、裏面のいずれにも透明なケースを使っており、プリント基板や集積回路など、普段は目に見えない電子部品がかすかに見える。通常はキー面にある基板をディスプレイ面に配置して背面から見えるようにするなど、内部構造を含めてデザインしているのも特徴だ。バイブレーションが作動すると、中のモーターが振動している様子も見られる。

 ボディには材料メーカーとガラスメーカーが共同開発した新素材を使っている。ガラス繊維とポリカーボネートを混ぜることで、透明感と高級感を両立させることに成功した。背面には、X-RAYのために開発した7×102ドットマトリクスのLEDサブディスプレイを備え、時刻や着信、メール受信などを鮮やかな文字で知らせてくれる。

photophoto ボディカラーはRED、BLACK、BLUE。透明な色ではなく、深みのある色をあえて採用した

 デザインだけでなく機能にもこだわった。プラットフォームはKCP3.0で、クロックスピード1GHzのSnapdragonをチップセットに採用。下り最大9.2Mbpsの「WIN HIGH SPEED」や、グローバルパスポート(CDMA+GSM)にも対応している。ただしWi-Fi WINには非対応で、防水性能も備えていない。カメラは808万画素CMOSを搭載している。

「X-RAY」の主な仕様
機種名 X-RAY
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約49×110×15.7ミリ
重さ 約123グラム
連続通話時間 約210分
連続待受時間 約270時間
カメラ 有効約808万画素CMOS(AF、手ブレ補正、撮影ライト対応)
外部メモリ microSDHC(別売/最大16Gバイト)
メインディスプレイ 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶
サブディスプレイ 7×102ドットマトリクスLED
ボディカラー RED、BLACK、BLUE
主な機能 LISMO Music、LISMO Video、LISMO Book、au Smart Sports、グローバルパスポート(CDMA+GSM)、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、ワンセグ、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、EZニュースEX、デコレーションアニメ、Bluetooth、赤外線通信、WIN HIGH SPEED ほか

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