貴金属のようなスマートフォン?――KDDIがiidaのコンセプトモデルを公開
KDDIがイタリアのデザインカンパニー「ALESSI」とコラボし、“貴金属を思わせる、芸術的スマートフォン”をはじめとするiidaのコンセプトモデルを開発した。
KDDIは10月28日、iidaブランドのコンセプトモデルを発表した。イタリアのデザインカンパニー「ALESSI」と協業し、スマートフォンやフィーチャーフォンのコンセプトモデルを製作。商品化の時期は未定。これらは10月30日に開幕するデザインイベント「DESIGNTIDE TOKYO 2010」で展示される。
iidaはデザインに注力した端末・周辺機器をラインアップするブランドであり、さまざまなデザイナーと協力してモデルを展開している。今回は、ALESSIのデザイナーであるマルセル・ワンダース氏(Marcel Wanders)、ステファノ・ジョバンノーニ氏(Stefano Giovannoni)、パトリシア・ウルキオラ氏(Patricia Urquiola)の3人が、それぞれの視点でiida端末をデザインした。
ワンダース氏が手掛けたモデルは、“貴金属を思わせる、芸術的スマートフォン”を目指している。丸みのあるボディ背面には、彫刻のような加工を全面に施したスケルトン素材を採用。個性が引き立つ4色のカラーバリエーションを用意している。
ジョバンノーニ氏は“顔のかたちをした携帯電話”を手掛けている。端末の背面ディスプレイを目玉のような円形に仕上げたほか、本体を開くのに役立つ鼻のような突起や、髪の毛に見えるヒンジ部分など、各所に“顔”のデザインを採用した。また、端末の世界観を広げる周辺アクセサリーも用意した。
ウルキオラ氏は“楽しい時間”をテーマに端末をデザイン。同氏の出身国であるスペインの伝統楽器、カスタネットを連想させるフォルムを採用する。カスタネットのひもに着想を得たネックストラップや、皮膚を思わせる繊細な肌触りのボディ表面、多彩なカラーバリエーションなどが特徴だ。ポンポン・ストラップ、イヤフォン、カスタマイズ可能な穴あき携帯電話パッドなど、ユニークなアクセサリーも取りそろえた。
DESIGNTIDE TOKYOでは、これらのコンセプトモデルのほか、iidaの各モデルを展示する。展示会名は「iida EXHIBITION」で、場所は東京ミッドタウン キャノピースクエア。展示期間は10月30日~11月3日までで、入場は無料。
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