緊急連絡サービス「J!ResQ」をAndroid、iPhone、ケータイ向けに無償提供
日本デジタルオフィスが、日本マイクロソフトと協力してWindows Azureを活用した緊急連絡用アプリの無償提供を開始した。AndroidとiPhoneにはアプリを提供し、ケータイ向けの専用サイトも公開した。
日本デジタルオフィスが3月18日、日本マイクロソフトと協力し、ケータイおよびスマートフォン向けの被災時緊急連絡用アプリ「J!ResQ」(ジェイ レスキュー)の無償提供を開始した。AndroidアプリはAndroidマーケットからすでにダウンロードが可能。iPhoneアプリは申請中で、認可され次第配信を開始する。ケータイ向けには専用サイト http://j-resqm.digital-office.co.jp を用意した。
J!ResQは、スマートフォンやケータイで、自分の位置情報と音声を、あらかじめ登録したメールアドレスに自動送信できるアプリ/サービス。送信された位置情報と音声データは、Windows Azureプラットフォームに自動的に蓄積されるため、J!ResQでメールの送信先として登録されていない人も、発信者のメールアドレスを検索することで消息を知ることができる。
アプリには最大5つの送信先が登録しておけ、メールは同時に送信される。アプリの起動からメール送信までは数回の操作で完了でき、所要時間はおよそ15秒ほど。送信されるメールには発信者の位置情報、と最長10秒の音声が添付され、地図アプリ(Bing MapsおよびGoogleマップ)によってメール受信者は発信者のイチと音声が確認できる。
なおWindows Phone 7用のJ!ResQアプリも今後提供を予定している。
記事中のiPhoneアプリ
App Storeで「J!ResQ」をダウンロードする(リンクをクリックするとiTunesが起動します)※公開され次第更新します
記事中のAndroidアプリ
関連記事
- 「Windows Azure」を30日間無料で 東北地方太平洋沖地震受け
東北地方太平洋沖地震を受け、「Windows Azure」を30日間無料で利用できるパスが公開されている。 被災者および被災支援者・企業・団体向けのベンダー支援
東北地方太平洋沖地震とそれに続く一連の地震や津波被害で多くの方々が被災された。それに対してITの面から支援を名乗り出たベンダー各社の情報を集約した。- IT各社、被災地を支援する企業や団体に無償サービスを提供
IT各社では、東北地方太平洋沖地震や長野県北部地震での被災地を支援する企業や公共団体、NPOなどを対象としたサービスの無償提供を実施している。 マイクロソフト、200万ドル相当を支援 MSNの専用ページ設置やクラウドサービス/ソフトウェアの提供も
マイクロソフトは200万ドル相当の支援を行うと発表。MSNサイトでの情報提供、クラウド活用による緊急情報サイトの構築支援、非営利法人向けソフト提供なども行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.