スマホのIP電話利用、全通話の約3割に――MM総研が調査結果を発表
MM総研は、IP電話・メールアプリやソーシャルゲームの利用に関するユーザー調査を発表した。
MM総研は、「IP電話、ソーシャルゲーム利用に関するユーザー調査」を発表した。調査はWebアンケート形式で行われ、対象者は個人名義のスマートフォンを利用する4418人。期間は3月15日~3月18日まで。
ソーシャル関連のサービス認知状況は「Facebook」(94.8%)、「Twitter」(94.7%)、「LINE」(91.6%)の順となった。IP電話・メールアプリ計8サービスの利用率に関しては「LINE」(49.8%)がもっとも高く、次いで「Facebook」(28.9%)、「Skype」(20.4%)となっている。
IP電話・メールアプリの導入理由は「お得だから」(53.8%)、「便利だから」(43.7%)、「周囲が利用しているから」(22%)となり、利用しないユーザーは「必要性がないから」(53.4%)、「面倒だから」(28%)、「個人情報などのセキュリティに不安があるから」(21.9%)と回答した。
IP電話と音声通話の通話時間における1週間の平均値は、IP電話が7.2分、音声通話が18.5分。通話時間全体で見ると、音声通話が72%、IP電話が28%という比率になった。また、スマートフォン利用者が1日あたりに送信するメッセージの回数は、平均でメールアプリが5.9回、キャリアメールが7.1回、Webメールが6.7回。全体での比率は、メールアプリが29.9%、キャリアメールが36%、Webメールが34%と、メールアプリは日常的に使われている結果となった。
利用したことのあるソーシャルゲームは「LINE」(22.4%)がトップとなり、以降「GREE」(13.1%)、「mobage」(11.7%)、「mixi」(9.3%)と続く。これはIP電話・メールアプリと同様だが、「利用したことがない」という回答は59.6%に上った。
ソーシャルゲームの利用場所は「自宅のリビングや自室でくつろいでいる時」(62.8%)、「就寝前(ベッド・布団の中など)」(42.8%)と、自宅内での利用が上位を占めた。なお、有料コンテンツを購入するユーザーは全体の11.8%で、購入平均額は1896円となっている。1週間あたりの平均プレイ時間を分析すると「ソーシャルゲーム」は42分(35.6%)、「携帯型ゲーム機」は45分(38.1%)、「据え置き型ゲーム機」は31分(26.3%)となる。
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