調査リポート

高校生のスマホ所有率は55%、半数以上が「LINE」を利用――リクルートが実態調査

リクルート進学総研は、全国の高校生800人を対象としたWeb利用調査を実施した。55%がスマートフォンを所有しており、SNS利用率は「LINE」が最も高くなっている。

 リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート進学総研は、8月1日に「高校生のWEB利用状況の実態把握調査2013」を発表した。


デジタル機器の所有状況ほか

 調査はインターネット経由で全国の高校生800人を対象に行ったもので、調査期間は6月28日~7月1日。この結果によれば、スマートフォン所有率は55%、携帯電話の所有率は46.4%となり、2011年の調査開始以来初めてスマートフォンが上回った。また、ノートPCやタブレットも所有率が上がる一方、デスクトップPCや携帯電話は減少している。

 携帯電話の所有率がスマートフォン所有率を上回っている地域は北海道/東北/北関東・甲信越/中国・四国エリアで、携帯電話・スマートフォンを初めて所有した際の平均年齢は13.9歳だった。

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PC、携帯電話、スマートフォンの利用頻度ほか

PC、携帯電話、スマートフォンの利用時間帯ほか

 利用目的は「メール」「電話・チャット」「調べもの・情報収集」「動画鑑賞」「コミュニティサイトへの参加」が8割を占め、携帯電話に比べてPCのような使い方をするユーザーが多い。スマートフォンでのアプリ利用率は64.5%、平均ダウンロード数は27.1個となっているほか、「コミュニティサイトへの参加」はPCと携帯電話を大きく上回った。また利用時間については、起床後すぐから布団に入るまで一日中利用している傾向にあり、とくに「帰宅後落ち着いてから布団ベッドに入るまで」が最も多い。


SNSサイトの利用状況ほか

SNSサイトの利用目的ほか

 SNSの利用率では、Twitter/Facebookが増加する一方、GREE/mixiは減少。また、2013年から加わったLINEが52.8%で1位となっている。LINEの利用目的は「友人・知人とのコミュニケーション」が7割近く、twitterは「暇つぶしとして」「最新情報の入手先」が過半数となった。

 なお、交流している知り合いの数は、LINEが平均59.2人のうち実際に面識がある知り合いは73.6%。Twitterでフォローしている数は平均214.5人だが、実際に面識のある知り合いは12%弱にとどまった。

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