ドコモのカケホーダイ、「定額」にならないのはどんな場合?
国内初の完全定額をうたうドコモの「カケホーダイ」。時間帯や通話時間にかかわらず、定額料金内で利用できる画期的なプランだ。ただし、海外通話など従量課金になる例外もある。
6月に始まるNTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ」。スマートフォンなら月額2700円(税別、以下同)、フィーチャーフォンでも2200円の定額料金で、ドコモのXi/FOMA同士はもちろん、他社の携帯電話・PHS、一般固定電話、050番号を使うIP電話への通話が定額料金内で利用できる。
また、現在提供されているドコモ同士の定額プラン「Xiカケ・ホーダイ」では従量課金になるテレビ電話(デジタル通信)、留守番電話サービス(1417)、転送電話サービス(1421)、はなして翻訳、災害用伝言ダイヤル(171番)も通話料なしで利用可能だ。
固定電話や他社携帯電話にも定額で通話できるサービスはこれまでもウィルコムやイー・アクセスが提供しており、ソフトバンクモバイルも4月21日から開始する予定だ。しかし利用できる時間帯や1回あたりの通話時間に制限があった。ドコモのカケホーダイはそうした制限がなく、国内初の“完全”定額をうたっている。とはいえ、以下のような例外があるので念のため覚えておきたい。
- 海外ローミング中の通話
- 海外の固定電話や他社携帯電話への通話
- 104(料金案内)の利用
- 0180や0570など、他社が料金設定している電話番号(特番)への通話
- 衛星携帯電話や衛星船舶電話への通話
- IPセントレックスへの通話
海外通話について補足すると、同じドコモ同士で相手が海外にいる場合、発信側は定額(追加料金なし)だが、着信側に海外ローミングの着信料が課金される。また相手が海外の固定電話や他社携帯電話の場合、また海外渡航先でのローミング利用には、国や地域ごとの通話料金がかかる。通話ではないが、SMSの送信についても1通3円が発生する。
こうした例外があるとはいえ、無料の通話アプリ並みに思い切り通話ができるカケホーダイ。ただし、通話が連続して長時間におよび、ドコモの設備に影響を与えると判断された場合は、その通話が切断されることもあるという。その点も注意しておこう。
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