キャリア版タブレットはいくらで買える? どんな割引サービスが適用される?:キャリアタブレット徹底解剖
キャリアが販売するタブレットの端末価格や通信料は各種割引が適用される。購入前に各機種にかかるコストを把握しよう。
前回はキャリアで購入できるタブレットを紹介した。キャリア版のタブレットは、各種割引サービスが適用されるので、Wi-Fi版よりも実際に支払う端末代が安くなる。ただし、毎月の通信料が発生したり、2年契約の条件があったりと、Wi-Fi版とは料金形態が大きく異なる。
今回はキャリア版タブレットの料金について見ていこう。中でもiPadはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社から発売されており、適用される割引サービスがそれぞれ異なるので、料金でキャリアを決めるのも1つの手だ。iPadシリーズの価格については別記事を参照してほしい。
なお、本記事の価格は税込を基本としている。
「Xperia Z2 Tablet」はキャンペーンが豊富なドコモがお得
ドコモとKDDIから発売中の「Xperia Z2 Tablet」。オンラインショップでの価格を見ると、ドコモ版のSO-05Fの端末代は9万2880円、au版は9万1800円となっており、au版のほうが1080円安い。ただし、ドコモの月々サポート額は2700円/月、auの毎月割は1785円/月で、実質負担額はドコモが2万8080円、auが4万8960円と2万円以上ドコモ版の方が安い。
NTTドコモ | au | |
---|---|---|
新規契約時の端末価格 | 9万2880円 | 9万1800円 |
2年契約での毎月の割引額 | -2700円/月 | -1785円/月 |
2年契約での割引総額 | -6万4800円 | -4万2840円 |
実質負担額 | 2万8080円 | 4万8960円 |
ただし、auでは新規契約で料金プランを「LTEフラット for Tab」または「LTEフラット for Tab cp」に選択し、かつ「誰でも割シングル」に加入すると、実質的に本体価格が3万2400円割引になる「Xperia Z2 Tabletデビュー割」というキャンペーンも実施している。デビュー割が適用されれば、実質の支払額は1万6560円になる。
ドコモでは2014年8月31日まで「おとりかえタブレット割」というキャンペーンを実施しており、直近の機種購入から6か月以上経った機種変更であれば、さらに1万368円を割り引く。月々サポートとの併用が可能なので、実質負担額は1万7712円になる。また、新料金プランの加入と家族一緒の端末購入で、1台に付き1万800円の割引が適用される「ファミリー特割」もある。このキャンペーンも2014年8月31日までなので注意しよう。
キャンペーン名 | 内容 | 新規受付期限 |
---|---|---|
月々サポート | 最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割引くサービス。 | - |
ファミリー特割 | 実施期間中に同一ファミリーグループ内で2台以上対象機種を購入し、かつ新料金プランに加入すると、1台につき最大1万800円を還元。 | 2014年8月31日まで |
おとりかえタブレット割 | 前回の購入から6か月以上経過した契約回線で対象機種を購入すると、月々サポートを最大1万368円増額。 | 2014年8月31日まで |
機種限定下取りキャンペーン | キャンペーン対象機種を下取りに出すと、機種変更時の端末購入代金が機種により1000円~最大1万4000円割引される。 | - |
キャンペーン名 | 内容 | 新規受付期限 |
---|---|---|
毎月割 | 最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割り引くサービス。 | - |
Xperia Z2 Tabletデビュー割 | 新規契約時に料金プランで「LTEフラット for Tab」または「LTEフラット for Tab cp」を選択し、かつ「誰でも割シングル」に加入すると、最大3万2400円割引される。 | - |
au版「AQUOS PAD」は条件次第で実質負担額0円に
ドコモの「AQUOS PAD SH-06F」の端末代金は8万5320円。毎月2700円の月々サポートが適用され、実質負担額は2万520円になる。さらに、Xperia Z2 Tabletにも適用された「おとりかえタブレット割」「ファミリー特割」も利用できる。
auの「AQUOS PAD SHT22」は機能の異なるLTEモデルだが、価格はかなりお得だ。端末代金は6万4800円で、2年間の継続利用が条件の「誰でも割シングル」に加入すれば、2万1600円の割引が適用されて、4万3200円になる。さらに、「毎月割」が適用されるので、割引総額は4万9680円と端末代よりも多くなり、実質負担額は0円になる。
「誰でも割」には加入せず、「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」のいずれかに加入すれば、毎月2070円が「毎月割」として割り引かれ、実質負担額は1万5120円になる。この3プランは新料金プランではないが、auでは2014年8月31日以降も加入できる。
ドコモ | au | |
---|---|---|
新規契約時の端末価格 | 8万5320円 | 6万4800円 |
2年契約での毎月の割引額 | -2700円/月 | -2070円/月 (さらに端末代から-2万1600円) |
2年契約での割引総額 | -6万4800円 | -4万9680円 |
実質負担額 | 2万520円 | 0円 |
キャンペーン名 | 内容 | 新規受付期限 |
---|---|---|
誰でも割シングル | データ通信端末やタブレットのみの利用でも、2年間の継続契約で機種に応じた金額(AQUOS PADは2万1600円)を割り引く。 | - |
毎月割 | 「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」のいずれかに加入すると、2070円/月の割引が適用される。「誰でも割シングル」の加入時にも適用される。 | - |
適用条件 | 割引内容 |
---|---|
新規契約 | - |
家族割 | ファミリー特割(-1万800円)9720円 |
機種変更 | おとりかえタブレット割(-1万368円)1万160円 |
その他 | 「LTEフラット for Tab」「LTEダブル定額 for Tab」「LTEフラット for Tab cp」加入時は1万5120円 |
「ARROWS Tab F-02F」はキャンペーン適用で0円
auの「ARROWS Tab FJT21」はすでにオンラインショップでの販売を終了しているので、店頭在庫のみとなっている。ドコモの「ARROWS Tab F-02F」は現在もオンラインショップで販売されているので、今回はドコモ版の料金を紹介する。
端末代金は7万4304円で、「月々サポート」により毎月2700円が割り引かれ、実質負担金は9504円になる。フルセグ対応の防水タブレットが1万円でお釣りがくるというのはかなりお得感が強い。
また、ほかのドコモタブレットと同様、「おとりかえタブレット割」での1万3698円の割引や、「ファミリー特割」での1万800円の割引もある。いずれかが適用されれば、実質0円で手に入れることが可能だ。
機種名 | 「ARROWS Tab F-02F」 |
---|---|
新規契約時の端末価格 | 7万4304円 |
2年契約での毎月の割引額 | -2700円/月 |
2年契約での割引総額 | -6万4800円 |
実質負担額 | 9504円 |
適用条件 | 割引内容 |
---|---|
新規契約 | - |
家族割 | ファミリー特割(-1万800円)0円 |
機種変更 | おとりかえタブレット割(-1万368円)0円 |
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