認知度ナンバーワンは「Google Glass」――MMD「2015年ウェアラブル端末に関する調査」
MMD研究所が「2015年ウェアラブル端末に関する調査」を実施。認知度は2014年より15.8ポイント増となり、最も認知度が高い端末は「Google Glass」、次いで「Apple Watch」となった。
MMD研究所は、2月25日に「2015年ウェアラブル端末に関する調査」の結果を発表した。対象はスマートフォンを所有する15歳以上の男女2203人で、調査期間は2月13日~2月15日。
ウェアラブル端末について「知っている(利用している)」「知っている(利用していない)」「名前は聞いたことはあるが意味は分からない」を合わせた認知度は55.6%で、2014年の同調査より15.8ポイント増えている。
また、知っているウェアラブル端末で最も多かったのは「Google Glass」で70.6%。ついで「Apple Watch」(57.6%)、「SmartWatchシリーズ」(23.6%)と続いた。
利用意向についてはメガネ型が21.1%、時計型は27.3%となった。求める機能はメガネ型/時計型共に「道案内、ナビゲーション」が1位。
リリース本文
以下、リリースの本文です。
ウェアラブル端末の認知度は55.6%、2014年より15.8ポイント増
15歳以上の男女(N=2,203)にウェアラブル端末について聞いたところ「知っている(利用している)」と回答した人が6.6%、「知っている(利用していない)」と回答した人が33.0%、「名前は聞いたことはあるが意味は分からない」が16.0%と合わせると認知度は55.6%となった。
昨年行った同様の調査(※)と比較すると認知度が39.8%だったのに対し15.8ポイント増える結果となった。
認知度が一番高いウェアラブル端末は「Google Glass」で70.6%、「Apple Watch」は57.6%
ウェアラブル端末を知っていると答えた人(N=872)に、発売の有無に関わらず知っているウェアラブル端末(複数回答)について聞いたところ、「Google Glass」が70.6%と最多、次いで「Apple Watch」が57.6%、「SMART WATCHシリーズ」が23.6%と続いた。
ウェアラブル端末の利用意向、メガネ型が21.1%、時計型は27.3%
ウェアラブル端末非利用者(N=2,058)を対象に、メガネ、時計型のそれぞれの利用意向を聞いたところ、メガネ型ウェアラブル端末を「利用したい(6.5%)」「やや利用したいと思う(14.6%)」と合わせて21.1%の人が利用したいと回答し、時計型ウェアラブル端末では「利用したい(8.3%)」「やや利用したいと思う(19.0%)」と合わせて27.3%の人が利用したいと回答した。
メガネ型、時計型のウェアラブル端末に求める機能は「道案内、ナビゲーション」、2014年の調査よりメガネ型が25.0ポイント、時計型が37.7ポイント増加
メガネ型端末を利用したいと答えた人(N=435)を対象に、求める機能(複数回答)について聞いたところ、メガネ型が「道案内、ナビゲーション」が61.6%と最も多く、次いで「周辺情報通知/視界情報補足」が57.5%、「写真・動画撮影(54.7%)」となった。
また、時計型ウェアラブル端末を利用したいと答えた人(N=563)を対象に、求める機能(複数回答)は何か聞いたところ、「道案内、ナビゲーション」が60.4%と最も多く、次いで「電話」が48.0%、「音楽再生」が45.6%となった。
なお、2014年に行った同様の調査(※)と比較すると「道案内、ナビゲーション」は、メガネ型が25.0ポイント、時計型が37.7ポイント増えていることがわかった。
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