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HTC、CEO交代 ピーター・チョウ氏は研究開発に専念

中国Xiaomiなどにシェアを奪われつつある台湾HTCが、共同創業者のシェール・ワン会長をCEOに任命した。長くCEOを務めたピーター・チョウ氏は新製品開発に専念する。

 台湾HTCは3月20日(現地時間)、CEOの交代を発表した。共同創業者でCEO兼社長のピーター・チョウ氏(58)に代わり、共同創業者で会長のシェール・ワン氏(56)がCEOを兼任する。チョウ氏は新製品開発のための戦略的な新たな職に就く。


左から、ピーター・チョウ氏とシェール・ワン氏

 チョウ氏は2004年にCEOに就任し、世界初のAndroid端末「HTC G1」の発売やBeats Electronicsとの提携米Appleとの特許訴訟の和解などを実施してきた。

 HTCはハイエンドAndroid端末「HTC One」シリーズで人気だが、近年は中国Xiaomiなどの台頭により、シェアを落としている。

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 新CEOのワン氏はカリフォルニア大学バークレー校卒業後、台湾First International Computerなどを経て1997年にチョウ氏らとともにHTCを創業した。同氏は1987年に創業した半導体メーカーVIA Technologiesの会長も兼任している。

 今年のMWCでの「HTC One M9」やHMD「Vive」などの発表イベントの最後に登壇し、今後のHTCについて熱く語ったのも記憶に新しい。


MWC 2015の発表イベントでのシェール・ワン氏

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