「Skype for Business」(旧Microsoft Lync)の正式Android版リリース
Microsoftが“年内”の約束通り、Android版「Skype for Business」(旧Microsoft Lync)の正式版をリリースした。
米Microsoftは12月16日(現地時間)、企業向けコミュニケーションツール「Skype for Business」(旧「Microsoft Lync」)のAndroid版をGoogle Playで無償公開した。現行の「Lync 2013」ユーザーはSkype for Businessにアップデートできる。
Microsoftは2014年11月、Lyncと企業向けSkypeの機能を統合し、Skype for Businessにする計画を発表した。デスクトップ版では5月に、iOS版は10月に移行が完了している。
主な新機能としては、ダッシュボードのユーザーインタフェースが改善され、連絡先検索、参加可能なミーティングのリスト、直近の会話がまとまった。参加可能なミーティングリストの右に付いた「Quick Join」アイコンをタップするだけでそのミーティングに参加できる(ミーティングのタイトルをタップすると参加者などの概要を確認できる)。
連絡先検索では、「Global Address List」の連絡先を名前、メールアドレス、電話番号などで検索できる。同じSkype for Businessを使っている組織内のユーザー検索も改善された。
管理者向け新機能としては、Active Directory認証ライブラリベースの多要素認証に対応した。
なお、アプリ自体は無料だが、利用するにはライセンスが有効な「Microsoft Lync Server」「Skype for Business Server」「Office 365/Lync Online/Skype for Business Online」のいずれかに接続する必要がある。
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