「iPhone SE」発売から1カ月使って実感した長所と短所:セルフィーの実力診断も(3/3 ページ)
これまでと違う“小さいけど高性能”な「iPhone SE」には、発売前からさまざまな反応がありました。落ち着いて、発売から1カ月使って実感した長所と短所を紹介します。
ハイエンドスマホ好きではなく、より幅広い層を満足させるiPhone SE
もちろんiPhone SEは、スマホとしての基本性能が高いことも魅力です。最新のApple A9チップ搭載で動きがサクサク、バッテリーの持ちがiPhone 6sに比べると連続通信時間で最大3時間アップなど、iPhone 5s以前のユーザーならすぐに違いを感じられるポイントが多数あります。
また、スペシャルイベント発表後の速報で「Touch IDが第1世代なのは非常に残念」と感じた私ですが、A9チップの効果か、実際はiPhone 6sに近い指紋認証の反応速度で、iPhone 6よりは確実にレスポンスが速くなっていたのはうれしい誤算でした。
そしてiPhone SE発売の3週間後、アップルジャパンはSIMロックフリー版の5000円の値下げを実施。16GBモデルは4万7800円、64GBモデルは5万9800円(どちらも税別)で購入できるようになりました。在庫切れで手に入りにくい状態が続いていますが、Apple Storeで予約さえすれば、確実に購入することは可能です。
私はすっかりiPhone 6sの高性能と大画面に慣れきってしまったため、1カ月間使ってみてもiPhone SEがメインスマホの座を奪うことはありませんでした。しかし、それは好みや利用スタイルの問題であって、iPhone SE自体は見た目も中身もiPhoneブランドらしい、非常に完成度の高い製品だと感じています。
手の小さい女性だけでなく、iPhoneが高すぎて今まで敬遠してきた人、スマホデビューする子ども、大画面に慣れない乗り換え組、iPhone 5s以前のユーザーと、幅広い層にとって満足できるモデルであることは間違いありません。
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