「dトラベル」で個人情報流出の可能性――JTBグループ会社の不正アクセスに伴い:約33万人が対象
JTBのグループ会社のサーバに不正アクセスがあり、個人情報が流出した可能性があることが発表された。これに伴い、ドコモの「dトラベル」でも同様の可能性があることが判明。約33万人分が含まれるとの報告があった。
6月14日、JTBのグループ会社、i.JTBのサーバへ不正アクセスがあり、個人情報が流出した可能性があることが発表された。これに伴い、NTTドコモが提供している「dトラベル」でも個人情報が流出した可能性があることが判明した。
2016年3月15日に、i.JTBのPCに取引先を装ったメールが届き、添付ファイルを開いたことでウイルスに感染。その後、外部からの不正侵入者が3月21日に作成して削除したデータファイルの存在が確認された。ウイルスを駆除してファイルを復元したところ、個人情報が含まれており、個人情報が流出した可能性があることが分かった。
復元したデータファイルに含まれていたのは氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、パスポート番号、パスポート取得日で、クレジットカード番号、銀行口座情報、旅行の予約内容は含まれていない。
対象となるのは、2014年2月27日から2016年3月21日までに、dトラベルで国内宿、国内ツアー、海外ツアーを予約をした人。JTBの個人情報が流出した可能性があると特定された約793万人のうち、dトラベルについては約33万人分が含まれるとの報告があった。該当ユーザーには、順次メールで連絡をしている。
ドコモは、データを悪用したと思われる不審な連絡や被害を受けた場合、専用お問い合わせ窓口まで連絡をするよう呼びかけている。電話番号はフリーダイヤルの0120-569-222、受付時間は9時~20時30分。
dトラベルは、2013年12月に開始したサービス。JTBの約1万2000施設の旅行商品を取り扱っており、宿・観光情報・グルメ情報をパッケージ化した全国約1000のプランを紹介。宿泊探しや周遊計画に活用できる。
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