レビュー

デザインを一新したフラッグシップ――写真で解説する「HTC U11」(2/3 ページ)

HTCが新しいフラッグシップスマートフォン「HTC U11」を発表した。同社が率先して採用したメタルボディーからガラスボディーに一新し、機能面でも妥協のない仕上がりとなっている。

付属のイヤフォンマイクはUSB Type-C接続 ノイズキャンセリングも可能

 サウンドに新たな機能を搭載したことも、HTC U11の特徴といえるだろう。

 U11のパッケージには、USB Type-C端子に直接挿すイヤフォンマイクが付属している。このイヤフォンマイクは端末と連動して内耳の反響をマイクで分析し、音のレベルを調整する「HTC Uソニック・ハイレゾ」という機能に対応している。

 Uソニック・ハイレゾを設定した後に音楽を再生すると、音圧などもガラッと変わり、低音・高音ともに広がりが出る印象を受けた。

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 このイヤフォンマイクは「アクティブ・ノイズキャンセレーション」にも対応している。イヤフォン側のマイクで音を拾い、逆位相の音をぶつけることでノイズを消すという、ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズと同じ仕組みだ。

 ただし、この機能を実機で試してみた限りでは、ノイズキャンセルの効果はやや弱めで、周囲の音が聞き取れるレベルだ。また、周囲の環境に合わせた設定もない。

 音の設定という意味ではイコライザーも非搭載で、先述のUソニック・ハイレゾが設定した環境をオンにするか、オフにするかの2択となる。


USB Type-C端子に接続するイヤフォンマイクが付属する

内耳の反響を分析して、10秒程度で出力設定を変更する

設定後に音楽を再生すると、音圧などもガラッと変わり、低音・高音ともに広がりが出る印象を受けた

カメラは「RAW撮影」や「3D録音」に対応

 アウトカメラは1200万画素のセンサー(画素ピッチ1.4μm)と、F1.7のレンズを組み合わせている。光学式手ブレ補正や位相差オートフォーカス(AF)にも対応している。

 静止画の撮影モードは「通常」のほか「パノラマ」や「プロモード」に対応している。プロモードではRAW撮影が可能で、ホワイトバランス、露出、ISO感度、シャッター速度、焦点距離を手動で変更できる。

 動画撮影では、音声の「3D録音」に対応。被写体との距離に合わせて臨場感ある音を録音できる。


明るく、くっきりとした写真が撮れるアウトカメラ

各種項目を手動で変更できるプロモード

動画撮影では3D録音に対応

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