連載
コンパクトでシンプルな折りたたみ型PHS「WILLCOM 9(WS018KE)」:懐かしのケータイギャラリー
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、ウィルコム(現・ソフトバンク)のケーイーエス(現・オーパス)製のPHS「WILLCOM 9(WS018KE)」です。
WS018KEは、PHSの通信モジュール部分だけを抜き出した「W-SIM」を挿入することで初めてPHSとして“成立”します。W-SIM対応端末としてコンパクトかつシンプルなデザイン・機能で人気を集めた「9(nine)シリーズ」の最終モデルでもあり、シリーズで唯一の折りたたみ型ボディーを採用しています。
シンプル機能がウリの9シリーズでしたが、利用者のニーズの変化に合わせて、WS018KEでは130万画素のカメラを搭載し、デコラティブメール(装飾メール)に対応しました。
advertisement
WS0158KEは、発売と同時に提供が始まった「ウィルコム ガジェット」にも対応しています。待ち受け画面上にニュースや新着メール、乗換案内などさまざまな情報・機能を表示できました。
2008年7月の発売当初はホワイト、ブラックの2色展開でしたが、2009年9月に新色としてピンク、イエローを追加。そして、2009年11月にはメーカーがケーイーエスからネットインデックス(現・ネクス)に変更になるという、少し特異な経歴を持つ端末でもありました。
「WILLCOM 9」の主な仕様
- 発売日:2008年7月18日
- キャリア:ウィルコム
- メーカー:ケーイーエス(現・オーパス)
- サイズ:約80.4(幅)×43(高さ)×19.4(奥行き)mm
- 重量:約82g
- メインディスプレイ:2型(240×320ピクセル)TFT液晶 26万2144色表示
- アウトカメラ:有効約130万画素CMOS
- ボディーカラー:ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー
関連記事
ARM11搭載、「ウィルコム ガジェット」に対応――ウィルコム、「WILLCOM 9」を発表
ウィルコムは「9」シリーズの最新モデル「WILLCOM 9」を7月18日から発売する。シンプルさはそのままに、カメラやガジェット、デコラティブメールなどの機能を追加。端末には高性能CPUの「ARM11」を搭載した。「WILLCOM 9」に新色 ピンクとイエロー
ウィルコムは9月1日、W-SIMに対応した折りたたみ型のコンパクトな音声端末「WILLCOM 9」にピンクとイエローの新色を追加することを明らかにした。9(nine)がリニューアル、デザインそのままに赤外線ポート新設──「9(nine)+」
スクエア&シンプルデザインが特徴の9(nine)に、赤外線ポートを新設したリニューアルモデル「9(nine)+」が登場する。W-OAM対応W-SIM、2インチQVGA液晶などの主な機能は同一。1月31日から順次発売する。W-ZERO3よりも“ケータイ”らしくなった「W-ZERO3[es]」
行列ができるほどの人気を集めたスマートフォン「W-ZERO3」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.