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「iOS 11」の製品版、9月19日(米国時間)から配信
iPhone、iPad、iPod touch用の新OS「iOS 11」が9月19日(日本時間の20日)から配信される。App Storeの刷新、コントロールセンターのリニューアル、Siriの機能強化など、見どころは多い。
Appleは9月12日(米国太平洋夏時間)、米クパチーノで開催したイベントにおいて「iOS 11」を9月19日(日本時間の20日)から配信することを発表した。
対応機種
iOS 11は「iPhone 5s」以降のiPhone、「iPad mini 2」以降のiPadファミリーと第6世代の「iPod touch」で動作する。iOS 10でサポートしていた「iPhone 5」「iPhone 5c」はプロセッサの関係から動作対象外となった。
なお、iOS 11では32bitアプリの動作に対応しない。iOS 10で32ビットアプリを利用している場合、OSをバージョンアップすると使えなくなるので注意しよう。32ビットアプリの有無は「設定」→「一般」→「情報」→「App」と進むと確認できる。32ビットアプリがインストールされている場合、Appをタップすると32ビットアプリの一覧が表示される。32bitアプリがインストールされていない場合はAppをタップしても反応しない。
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主な新機能。機能改善
iOS 11の主な新機能・機能改善は以下の通り。
- 「Files」アプリの追加(iOSデバイス内やクラウドストレージのファイルを管理)
- 「ARKit」のサポート
- 「Live Photos」の機能強化
- 「App Store」の刷新
- 「メッセージ」アプリの操作性改善
- 「Siri」の機能強化(翻訳機能【β版】、音楽サジェスチョン機能など)
- 「Apple Music」アプリのリニューアル
- コントロールセンターのリニューアル
- ロック画面における通知機能の改善
- 「おやすみモード」の機能追加(自動車運転中の挙動を設定可能に)
- 「マップ」アプリの機能拡充(屋内マップ、車線ガイダンスの追加)
- 「AIrPlay 2」のサポート
- 「Dock」の新設(iPad向け)
- マルチタスキングの改善(iPad向け)
- テキスト・写真・ファイルのドラッグアンドドロップのサポート(iPad向け)
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