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WiMAXとテザリングに初対応――ランニングコストも魅力だった「HTC EVO WiMAX ISW11HT」(懐かしのケータイ)

下り最大40Mbps(理論値)の高速データ通信に対応する「WiMAX」が使える国内初のスマートフォンとなった「HTC EVO WiMAX ISW11HT」。au初のテザリング対応スマホでもあり、ルーターとしても大活躍しました。

 ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)のHTC製Androidスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」です。


「HTC EVO WiMAX ISW11HT」

 ISW11HTは、通信方式として「CDMA 1X WIN」に加えて「WiMAX」にも対応したAndroidスマートフォンです。国内でWiMAXに対応した初めてのスマホでもあります。

 UQコミュニケーションズ(現在はKDDIの子会社)の「UQ WiMAX」のネットワークに対応しており、WINよりも高速な下り最大40Mbps/上り最大10Mbps(共に理論値)の高速通信が利用できます。WiMAXの利用申し込みは不要で、使った月だけ月額料金が500円(税別)プラスされるという利便性の高い仕組みを採用しました。

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 また、auスマホとしては初めて他の機器とネット接続を共有できる「テザリング」にも対応しました。接続方法はUSBとWi-Fi(無線LAN)に対応しており、後者では最大8台の機器を同時に接続できます。固定回線がなくても、PCやタブレット、ゲーム機などをネット接続できる利便性の高さがウリでした。

 背面に設置されている「キックスタンド」を利用すると横置きが可能で、動画の視聴に便利です。HDMI端子も備えており、HDMIケーブルでテレビと接続して動画をテレビに出力する、といった使い方もできます。

「HTC EVO WiMAX ISW11HT」の主な仕様

  • 発売日:2011年4月15日
  • キャリア:au
  • メーカー:
  • サイズ:約67(幅)×122(高さ)×12.8(奥行き)mm
  • 重量:約170g
  • メインディスプレイ:4.3型(480×800ピクセル)TFT液晶 6.5万色
  • アウトカメラ:有効約800万画素CMOS
  • インカメラ:有効約130万画素
  • ボディーカラー:ブラック

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