連載
国内初のFMラジオ搭載ケータイ「A5503SA」(懐かしのケータイ)
日本初のFMラジオチューナー搭載端末として登場した「A5503SA」。ラジオで聴いている楽曲の着うたを、簡単にダウンロードできる仕組みも用意されていました。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の三洋電機(現・京セラ)製ケータイ「A5503SA」です。
2003年に発売されたA5503SAは、日本で初めてFMラジオチューナーを搭載したケータイです。
背面には1.5型の大型サブディスプレイに加えて十字キーも備え、閉じたままでもラジオの操作、メール確認、カレンダーの閲覧、写真撮影やEZwebの閲覧なども行えました。
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ラジオアプリ「EZ・FM」からは各放送局のサイトに簡単にアクセスできるようになっていて、そこから今聴いている楽曲の着メロや着うたのダウンロードサイトへアクセスすることもできました。
同時期に発売されたほかのハイエンド端末に搭載されている、メモリーカードスロットやメガピクセルカメラといった機能は備えていませんでしたが、薄型・コンパクトという三洋らしさを保持しているのも特徴でした。
ちなみにPHSでは、1997年に発売されたアステルの「AT-15」(東芝製)が初のFMラジオ搭載端末となっています。
「A5503SA」の主な仕様
- 発売日:2003年12月12日
- キャリア:au
- メーカー:三洋電機
- サイズ:約49(幅)×96(高さ)×20(奥行き)mm
- 重量:約109g
- メインディスプレイ:2.2型(320×240ピクセル)TFT液晶 26万色
- サブディスプレイ:1.5型(120×160ピクセル)TFT液晶 6万5536色
- アウトカメラ:有効約31万画素CMOS
- ボディーカラー:マーメイドブルー、スノーホワイト、マジカルレッド
(2004年6月に追加色として、フェアリーオレンジ、ピクシーグリーン)
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