連載

「iPhone XS」と「iPhone XR」 ポートレートモードはどう違う?荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

「iPhone XR」のアウトカメラは、シングル構成だけれど「ポートレートモード」で撮影できるようになった。デュアルカメラな「iPhone XS」とは一体何が違うんだろうか? 試してみるのである。

前のページへ |       

Focosで遊ぼう!

 せっかくFocosを使ったので、もうちょっと遊んでみたい。

 Focosはそのカメラ機能で背景をぼかした写真を撮れる他、ポートレートモードで撮った深度情報付きの写真をいじって楽しめる秀逸なアプリ。

 背景のボケ具合のみならず、ボケの形を変えることもできる。

advertisement

普通にボケ具合をコントロールできる上……

ボケの形も変えられる。ハート型にしてみた

 往年のいろんなレンズのボケをシミュレーションしてくれる機能もある。

 古いレンズならではのクセのあるボケをシミュレートしようとしてくれているわけだ。


Carl Zeiss Jena(カール・ツァイス イエナ)風のボケをシミュレーション。いわゆる「ぐるぐるボケ」

ちなみにこれが「Carl Zeiss Jena」のBiotarというレンズ。1950年代製造らしい。Carl Zeiss(カール・ツァイス)第二次世界大戦後に国と同じく東西分裂していて、Jenaは旧東ドイツ側の会社(ブランド)となる。東西ドイツ統合後、会社も同様に東西統合された

 さらにライティングの追加で、顔に違う角度から補助光を当てるなんて技も。こいつを使えば、補助光的に顔を明るく照らすなど、別のライトを追加して光をコントロールできる。

 この辺は機能がめちゃ多いのであれこれ試してみると楽しい。


ライティング機能

 さらに、純正のアプリではできない、後からピント位置を変える機能もある。


荻窪八幡神社でポートレートモードで撮った写真(iPhone XS)に対してフォーカス位置を変えてみた

 Focosは「ポートレートモードが面白い!」と思った人必携アプリといっていいので、ぜひお試しあれ。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.