「シャッター音を消したい」「真上から撮りたい」 iPhoneの標準カメラにはない機能を備えたアプリ:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(3/3 ページ)
iPhoneの標準カメラアプリは結構便利になった。でも、シンプルすぎるがゆえに物足りないこともある。そこで、シーン別に使うと便利なアプリを紹介する。
「フォーカス」と「明るさ」を別々に合わせたい
標準カメラアプリでは、撮りたい所をタップするとそこに「フォーカス」と「明るさ」の両方を合わせてくれる。
これはこれで便利なんだけれど、時にはそれぞれ別にしたいことがある。「フォーカス(ピント)を合わせたい被写体がやたら白い(あるいはやたら黒い)」とか、そこに明るさ(露出)まで合わせられるとちょっと困るときだ。
ProCamera.アプリなら、ドラッグすることで両者を別に設定できる。黄色い枠が明るさ、緑の枠がフォーカスを示していて、別々に設定できる。それぞれを長押しすると、ロック(固定)することもできる。
Camera+ 2も同様に、フォーカスと明るさを別に指定可能だ。
いずれにせよ高機能カメラアプリならではの機能だ。
で、どのアプリがいいの?
と、いくつかのカメラアプリを使ってみたのだが、最後に個人的なおすすめ(というか自分が普段使ってるカメラアプリ)を。
一番使うのは、何だかんだで標準カメラアプリ。だって、ロック画面からすぐ起動できるし、「スマートHDR」がけっこう賢くて、大抵の場合はそれで撮ってちょっとレタッチすればOKなのだ。難点はシャッター音がうるさすぎること。連写時のけたたましさは筆舌に尽くしがたい。
次に良く使うのは、無音で撮りたいとき用のMicrosoft Pix。高機能カメラアプリとしてはProCamera.かLightroom CCを使っている。
水平や垂直をちゃんと出して撮りたいときは、ProCamera.を使うといい(特に真上や真下はあとから補正するの大変だし)。RAWで撮るならLightroom CCのカメラ機能かな。RAW現像機能を持ってるカメラアプリもいくつかあるけれど、本気でやるならLightroom CCが最強だ。
とりあえずわたしのiPhoneに入ってるカメラアプリをチェックしてみたけれど、他にもスゴいのがあるかもしれないので見つかったらまたいずれ。
ちなみにわたしのホーム画面のカメラアプリフォルダはこんな感じ。実際によく使うのはProCamera.、Microsoft Pix、Lightroom CCに落ち着いた。
使わないアプリは消せば良いのだけど、この手のアプリって競い合っててアップデートするたびに進化し、ときどき逆転したりするのであなどれないのだ。
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