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ドコモ、5G活用「遠隔アバター案内」を成田空港で実施
NTTドコモは、2月3日から成田国際空港と「遠隔アバター案内」の実証実験を開始。成田空港第3ターミナルで、ディスプレイに表示されたキャラクターを通じて遠隔での有人案内を受けることができる。
NTTドコモは、成田国際空港と「遠隔アバター案内」の実証実験を開始する。期間は2月3日から3月27日までの平日14~15時を予定(※3月2日を除く)。
本実験では、ドコモが成田空港第3ターミナルに5Gプレサービス環境を構築。「遠隔アバター案内」のカウンターに設置しているマイクやカメラから、利用者の問い合わせ音声・映像データを遠隔地にいるオペレーターに伝送する。利用者はディスプレイ上のアバターを通じ、直接対面しているような案内を受けられるようになる。アバター製作はGugenkaが協力している。
これにより、居住地や服装を問わず遠隔地からの案内も可能になり、将来的に空港スタッフの採用機会の拡大を目指す。さらにOB/OGスタッフのノウハウの活用、多言語対応など案内品質の向上、緊急時の案内ディスプレイなど設置場所の変更なども視野に入れている。空港で5Gを活用した遠隔での有人案内は日本初(ドコモ調べ)の取組み。
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