Samsungが縦折りのスマートフォン「Galaxy Z Flip」発表 約15万円
Samsungが、ディスプレイを折りたためる「Galaxy Z Flip」を発表した。「Galaxy Fold」と異なり、縦向きに折りたためる。開くと6.7型ディスプレイが現れ、折りたたむと正方形に近い形状になる。
Samsung Electronicsが2月11日(現地時間)、米サンフランシスコで開催した「Galaxy UNPACKED 2020」で、ディスプレイを折りたためるスマートフォンの新モデル「Galaxy Z Flip」を発表した。
まずは2020年2月14日に米国と韓国で発売する。カラーはMirror Purple、Mirror Black、Mirror Purple、Mirror Goldの3色。価格は1380ドル(約15万円)。
Samsungの折りたたみスマートフォンといえば、日本でもKDDIが2019年10月に発売した「Galaxy Fold」があるが、Galaxy Z Flipは、ディスプレイを縦向きに折りたためるのが大きな特徴。折りたたむと正方形に近い形状になり、よりコンパクトに持ち運べる。
開いた状態の画面サイズは6.7型で、アスペクト比は縦長の21.9:9、解像度はフルHD+(1080×2636ピクセル)の有機ELとなる。背面に1.1型(112×300ピクセル)のカバーディスプレイを備えており、各種通知を表示したり、アウトカメラでセルフィーを撮る際のモニターとして使ったりできる。
Galaxy Z Flipならではの使い方として、途中まで開いた状態で固定して、机に端末を置いたままビデオ通話をしたり、カメラで撮影したりできる。また、端末を置いたまま開くと、自動で4型サイズに上下が2分割され、上画面でYouTube動画を見ながら下画面で他の動画を検索するといった操作ができる。
閉じた状態のサイズは73.6(幅)×87.4(高さ)×17.3(奥行き)mm、重量は183g。開くと高さが167.3mm、奥行きが6.9mmとなる。アウトカメラは1200万画素の超広角カメラと広角カメラの2眼。インカメラは1000万画素。
メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB、バッテリー容量は3200mAh。OSはAndroid 10を搭載する。モバイルネットワークはLTEに対応しており、5Gには対応しない。
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