5G対応Snapdragon 865搭載の「OnePlus 8」と「OnePlus 8 Pro」はディスプレイ内指紋認証搭載で699ドルから
OnePlusが無観客ライブイベントを開催し、新フラグシップ端末「OnePlus 8」および「OnePlus 8 Pro」を発表した。5G対応プロセッサ「Snapdragon 865」を搭載する。上位モデルは30Wの高速無線充電対応、4カメラ構成で価格は899ドルからだ。
中国のスマートフォンメーカーOnePlusは4月14日(現地時間)、オンラインのみの発表イベントをライブ配信(録画を記事末に転載)し、新フラグシップ端末「OnePlus 8」および「OnePlus 8 Pro」を発表した。オンラインで15日に発売する(日本での発売日は不明)。米国での販売価格は、OnePlus 8が699ドル(約7万5000円)から、OnePlus 8 Proは899ドル(約9万6000円)から。
昨年5月発表の「OnePlus 7 Pro」は669ドルからだったので、かなりの値上げになる。
コスト高の主な要因は、2モデルとも米Qualcommの5G対応プロセッサ「Snapdragon 865」を搭載したことだ。OnePlus 8とOnePlus 8 Proの価格差は、ディスプレイ(および本体)サイズ、カメラのスペック、無線充電機能の有無、バッテリー容量、防水の有無、メモリの違いによるもの。
2モデルに共通するのは、プロセッサ、メモリとストレージの容量構成、インカメラがOPPOの新フラグシップと同様にディスプレイ内のパンチホール式で正面中央ではなく左上にある点、ロック解除方式がディスプレイ内の指紋認証であることだ。
OnePlus 8 Pro
上位モデルのOnePlus 8 Proの特徴の1つは、リフレッシュレートが120Hzの新しいQHD+ディスプレイだ。また、30Wの無線充電機能も搭載。有線と同じくらい高速だが、高速充電するには別途同社の充電器「Warp Charge 30」も必要だ。
カメラは、インカメラは1600万画素のシングル、アウトカメラは4800万画素のメイン、4800万画素の超広角、800万画素の望遠、500万画素のカラーセンサーの4台構成だ。
その他の主なスペックは、ディスプレイはリフレッシュレートが120Hzの6.78型(QHD+、19.8:9)、メモリはLPDDR5で6あるいは12GB、ストレージは128あるいは256GB。Qiにも対応する無線充電が可能なバッテリーは4510mAh、IP68の防水レベルで、サイズは165.3×74.4×8.8ミリ、重さは199グラム。色はメタリックなグリーン、ブルー、ブラックの3色。メモリとストレージを12GB/256GBにすると、価格は999ドルになる。
OnePlus 8
下位モデルとはいえハイスペックだ。カメラはインカメラは1600万画素、アウトカメラは3台構成で、メインは4800万画素、1600万画素の超広角、200万画素のマクロカメラ。ディスプレイのリフレッシュレートは90Hzで6.55型(FHD+、20:9)、メモリはLPDDR4X、バッテリーは無線には対応しないが30Wの急速充電対応で4300mAh。サイズは160.2×72.9×8.0ミリで重さは180グラム。色はメタリックなグリーン、「Interstellar Glow」という玉虫色に色が変わるカラー、ブラックの3色。メモリとストレージを12GB/256GBにすると、価格は799ドルになる。
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