行きたい場所や電車の混み具合は? すぐに分かるサービスを調べてみた(1/2 ページ)
新型コロナウイルスの感染拡大以来、気楽に外出できる状況ではなくなってしまいました。行きたい場所が「密」な状況なのはとてもイヤなもの。そこで行きたい場所や電車、施設の混雑度を測るサービスを集めてみました。
2020年2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大は全世界で続き、猛威を振るっています。日本でも4月7日に緊急事態宣言が出され、不要不急の外出を制限するように要請されたのは記憶に新しいと思います。その緊急事態宣言も5月26日には解除され、6月19日以降は制限も大幅に緩和されて、県外への移動もできるようになりました。
これで、これまでのような生活にようやく戻れるかな、と思いたいところですが、感染拡大第二波も懸念される中、人が多い場所にはあまり行きたくないなあと思うのは当然のことです。そこで今回は、行きたい場所や電車、施設内の混雑状況が調べられるアプリを中心に、ご紹介していきましょう。
訪ねようとしている場所の混雑具合を調べる
まずは行きたい場所の混雑具合を調べてみましょう。これに役立つのはYahoo!マップの機能として用意されている「混雑レーダー」です。Yahoo!マップアプリを起動したら右上の菱形が重なっているアイコンをタップして「混雑レーダー」を選択すると表示されます。混雑具合が色分けで表示され、青→黄色→赤の順番で混雑度が高くなります。
同じようにYahoo!マップでは、行きたい施設の混雑度も分かるようになっています。Yahoo!マップで目的の施設を検索して名称をタップすると、写真や営業情報に加えて、時間ごとの混雑状況が表示されます。前日から当日にかけての混雑の傾向も分かります。
NTTドコモが提供している「ドコモ地図ナビ」でも混雑度が分かります。これは期間限定で無料公開されています。このアプリでも全国の混雑度が地図上で色分けして表示されている他、任意の場所をロングタップすると、その地点の混雑度が時間ごとにグラフで表示されます。行きたい場所の周辺状況を簡単に確認できるのが便利ですね。ちなみにドコモ地図ナビは、「地図アプリ」として名前が登録されているので注意が必要です。
ドコモは「モバイル空間統計 人口マップ」というサービスも提供しています。モバイル空間統計では、500メートル四方に区切られたメッシュにどれだけの人が滞在しているのか、1時間おきに分かるようになっていますが、このデータはドコモの携帯電話ユーザー約8000万人の位置情報をベースにして作成されています。
関連記事
ヤフー、全国約2000件の商業・行楽施設周辺の混雑状況を検索可能に
「Yahoo! MAP」などの各サービスで提供している、店舗周辺の混雑状況を確認できる機能がアップデート。全国約2000件の大型商業施設や行楽施設周辺の混雑状況も確認できるようになった。Yahoo!乗換案内、混雑傾向を4段階で表示可能に AIを活用
ヤフーは、6月9日に乗換検索アプリ「Yahoo!乗換案内」で「混雑トレンド機能」を提供開始。路線の混雑傾向を4段階のアイコンで表示し、まずは首都圏を中心とした65路線を対象とする。ドコモ地図ナビ、特定エリアの「混雑度マップ」を期間限定で無料公開
NTTドコモの「ドコモ地図ナビ」は、混雑状況が分かる「混雑度マップ」を期間限定で無料公開。地図上を長押しすると、特定のエリア内での最短1時間前~24時間前の推移を見られる。日本全国の「人の動き」をリアルタイムに確認 ドコモが「モバイル空間統計 人口マップ」を提供
NTTドコモが5月27日、「モバイル空間統計」を利用した人口マップの提供を開始した。ブラウザのマップ上で、日本全国でどれだけのユーザーが滞在しているかを、1時間ごとに確認できる。個人なら出社や旅行をする際の判断材料として、飲食店や観光業に携わる企業は前年との比較材料として活用できる。乗換案内が「各駅停車優先検索」を無料に 混雑を避けたルートの確認に
ジョルダンは、6月3日からiOS/Android向けアプリ「乗換案内」の有料機能「各駅停車優先検索」を順次無料で提供する。経路検索時に「各駅停車」など、より遅い種別の列車を優先するため混雑を避けたルートを確認できる。NAVITIMEの「駅混雑予報」がSlack、Amazon Alexa、Google アシスタントで利用可能に
ナビタイムジャパンは、5月26日に「NAVITIME for Slack」「Amazon Alexa」「Google アシスタント」で「駅混雑予報」を提供開始。ナビタイムサービス内での駅の検索数を集計し、際立って検索数が上昇している日時、時間帯を確認できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.