行きたい場所や電車の混み具合は? すぐに分かるサービスを調べてみた(2/2 ページ)
新型コロナウイルスの感染拡大以来、気楽に外出できる状況ではなくなってしまいました。行きたい場所が「密」な状況なのはとてもイヤなもの。そこで行きたい場所や電車、施設の混雑度を測るサービスを集めてみました。
電車の混雑状況を知る
行きたい場所の状況が分かるのなら、目的地へ出掛けるために使う電車の混雑状況も分かれば便利です。「Yahoo!乗換案内」には「混雑トレンド機能」があり、乗ろうとしている電車ごとに、人の形をした「混雑トレンドアイコン」で混雑度を教えてくれます。これは過去の路線検索データをもとに、路線や方面ごとの検索数の推移をAIで算出しているというものです。Yahoo!乗換案内で移動経路を検索すると表示されます。
ナビアプリの「NAVITIME」でも同じような機能が使えます。任意の地点経路が調べられる「トータルナビ」の他、電車の乗り換えルートを検索する「乗換案内」で調べると、ルートの右上に、人が座っているアイコンで混雑度が分かります。また、検索画面で「時刻表」のアイコンをタップすると、移動経路でどのような混み具合になっているのかも分かるので便利です。ちなみにauユーザー向け「auナビウォーク」でもこの機能は使えます。
なお、Amazonの音声サービス「AmazonAlexa」とGoogleの「Googleアシスタント」ではナビタイムの「駅混雑予報」が提供されているので、これらに対応するスマートスピーカーを持っていれば、スキルをインストールするのもよいでしょう。Slackでも駅の混雑情報アプリは提供されているので、自分のワークスペースにインストールして、乗換案内や混雑予報を知ることができます。
最後に紹介するのはジョルダンの「乗換案内」で提供されている「各駅停車優先検索」です。こちらは本来有料のサービスでしたが、6月3日以降は無料で提供されています。なお、各駅停車優先検索を有効にするためには、乗換案内の「検索設定」で「各駅停車を優先」にしておく必要があります。
なお乗換案内も、駅や商業エリアの混雑状況が分かる「混雑マップ」を無料で提供しています。
ここまで、行きたい場所の混雑状況や、途中で使う交通機関の混雑具合が分かるサービスについてご紹介してきました。新型コロナウイルスは、いつどこで感染するのか分からないので、不安に思う方も多いでしょう。そうしたときには今回紹介したサービスを使って、自分の身の安全を考えつつ行動するのもいいかもしれません。
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