「ZenFone 7/7 Pro」10月23日発売 5G対応、フリップカメラは3眼に 8万5800円から
ASUS JAPANが、「ZenFone 7」と「ZenFone 7 Pro」を10月23日に発売する。180度回転するフリップカメラは広角、超広角に加えて望遠のカメラも搭載。新たに5Gにも対応する。
ASUS JAPANが10月21日、スマートフォンZenFoneシリーズの新製品「ZenFone 7」と「ZenFone 7 Pro」を発表。23日に発売する。価格(税別)はZenFone 7が8万5800円、ZenFone 7 Proが9万9800円。
ZenFone 7は、2019年に発売したZenFone 6と同様、180度回転するフリップ式のカメラを搭載したハイエンドモデル。ZenFone 7は新たに5Gに対応し、カメラ機能も強化した。カラーはオーロラブラックとパステルホワイトの2色。
ディスプレイは、アスペクト比が20:9の6.67型フルHD+(1080×2400ピクセル)有機ELを搭載。強化ガラスとしてCorning Gorilla Glass 6を採用している。リフレッシュレートが90Hzに向上しており、よりスムーズに操作できることが期待される。HDR 10+の表示をサポートしており、10万対1のコントラスト比と最大700ニトの輝度を実現。フリップカメラのためノッチがなく、92%の画面占有率を実現している。
カメラはZenFone 6にはなかった望遠カメラが追加され、6400万画素の広角カメラ、1200万画素の超広角カメラ、800万画素の望遠カメラで構成される。望遠カメラは光学3倍+デジタル12倍のズームに対応している。フリップカメラは第2世代に改良されており、新たにアングルセンサーを装備。これにより、フリップカメラの角度を3つまで保存できるようになり、ボタンを押すだけで保存した角度を呼び出せる。
フリップカメラの強度も増しているという。モーターをZenFone 6のU字型からI字型に変更して40%小型化しながら2.5倍近いトルク(回転させる力)を得られるという。18層のフレキシブルケーブルを使うことでZenFone 6比で2倍の耐久性を確保しており、1日100回開閉しても5年間壊れないという。カメラ使用中に端末が落下すると、カメラが自動で収納される保護機能は継承している。
カメラは180度回転するため、端末の向きを変えることなく好みのアングルで撮影でき、カメラが自動で回転して撮影してくれる「オートパノラマ撮影」も利用できる。手前側まで回転させれば、超広角カメラや望遠カメラを使った自分撮りも行える。
ZenFone 7 Proのみ広角カメラと望遠カメラに光学式手ブレ補正を採用している。人物以外の背景もぼかせるポートレートモードや、光学式手ブレ補正(7 Proのみ)や新たなセンサーでより明るく撮れるという夜景モードも備えている。動画撮影は8K解像度で30fpsまで、4K解像度で60fpsまでの撮影ができ、被写体を追尾するモーショントラッキングも備えている。
プロセッサはZenFone 7がSnapdragon 865、ZenFone 7 ProがSnapdragon 865 Plusを搭載。865 Plusは865と比べて、CPUとGPUで最大10%パフォーマンスが向上しているという。メインメモリはどちらも8GBだが、内蔵ストレージはZenFone 7が128GB、ZenFone 7 Proが256GBという違いがある。
2モデルとも5000mAhのバッテリーを内蔵しており、付属の30W充電器を使えば0%から60%まで34分、0%から100%まで93分で充電できるという。バッテリーの劣化を抑えるため、90%か80%を充電の上限とする設定を新たに追加した。
外部接続端子はUSB Type-Cを採用しており、イヤフォンジャックは備えていない。2つのSIMスロットとmicroSDスロットが独立しており、2つのSIMとmicroSDを同時に使用できる。
2モデルともサイズは77.2(幅)×165(高さ)×9.6(奥行き)mm、重量は約235g。対応バンドは5G NRがn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n28、n38、n77、n78、LTEがB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B17、B18、B19、B20、B26、B28、B29、B38、B39、B40、B41。
側面に搭載した「スマートキー」は電源キーや指紋センサーとして機能する他、2回押すと特定アプリを起動させるショートカットの設定も可能。Wi-FiやBluetoothのオン、オフ、懐中電灯の起動といった操作もできる。
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