調査リポート
7~9月の携帯出荷台数は2019年から6.5%減、新型コロナの影響も
IDC Japanは、11月18日に国内の従来型携帯電話/スマートフォンの2020年第3四半期(7~9月)出荷台数を発表。前年同期比6.5%減の675.1万台で、減少の要因としては新型コロナウイルス感染症の影響や5G対応の新機種発売に伴うものと考えられる。
IDC Japanは、11月18日に国内の従来型携帯電話/スマートフォンの2020年第3四半期(7~9月)出荷台数を発表した。
国内市場での従来型携帯電話/スマートフォンの合計出荷台数は、前年同期比6.5%減の675.1万台。スマートフォンの出荷台数は658.7万台で、前年同期比6.4%減となる。減少の要因としては新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で蓄積していたと考えられる市中在庫に対して一定の調整が働いたこと、5G対応の新機種発売を前にiPhoneも出荷の調整が行われたことが推定されるとしている。
OS別ではAndroid系が前年同期比2.8%減の370.7万台、iOSは同10.7%減の288.0万台。ベンダー別では42.7%でシェアトップを維持したAppleも前年同期比で2.0ポイント減少し、2位は92.6万台を出荷したシャープ(シェア13.7%)、3位は76.8万台出荷の富士通(同11.4%)、4位に62.6万台出荷の京セラ(同9.3%)、5位は39.0万台出荷のソニー(同5.8%)となった。
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