1億800万画素の「Galaxy Note20 Ultra」がどんなにウルトラなのか試してみた:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(5/5 ページ)
Galaxyシリーズの中でフラグシップとなる「Galaxy Note20 Ultra」。メインカメラには1億画素のセンサーが搭載されているが、これと超広角、広角、望遠のカメラを使って撮影した画像について、その機能とともに比較してみた。
ナイトモードは相変わらず優秀なのだった
ナイトモードは超広角、広角、望遠のどのカメラでも使える。5xの望遠でナイトモードが使えるのはいい。
順番に撮ってみた。どれも優秀。白飛びもほどよく抑え、暗部もしっかり描写できている。
もう1つおまけ。暗い古民家でナイトモードを使ってみた。通常の写真モードで撮るときよりディテールがくっきりしている。
8K動画は3000万画素高速連写として使う?
最後は動画の話。
動画は最高で8K動画の24fps。8K動画って1フレームあたり7680×4320……つまり約3000万画素というデカいサイズなわけで、それこそセンサーの画素数がそれ以上ないと撮れないし、そのサイズの画像を秒24枚撮影する速さが必要で、実現したのはすごいのだが、8K動画の再生環境や編集環境を持っている人ってそうはいない。オーバースペックではあるのだが、「16:9で3000万画素の画像を秒24枚の連写できる」と思うだけですごい。
動画としての実用性という意味では、4K動画の30fpsくらいがいい(60fpsになると追尾オートフォーカスが使えなくなる)。
それで撮影してみた鶏の動画がこちらだ。
最初フェンスに合っていたピントがスッと鶏にあうさまはなかなかスムーズでいい。
機能が多くて長くなったけど(他にも、1回の撮影で自動的に動画や静止画を残してくれるシングルテイク機能もあるし)、カメラ性能に力を入れたGalaxyのウルトラ組の片割れがこのNote20 Ultra。望遠カメラやインカメラなどでS20 Ultraの方がスペック的に上の面もあるけど、1億800万画素の自社開発のセンサーをしっかり使い、超広角も望遠もほどよく搭載し、画面もデカく、撮影にも撮影した画像メモへの書き込みにも使えるSペンがついているって意味で、これがGalaxyシリーズではこれが最高峰かなと思う。
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