LINEモバイルのドコモ回線旧プランで「VoLTE」が利用不可能に 4月6日以降(予定):継続利用にはプラン変更が必要
LINEモバイルのNTTドコモ回線を利用する音声通話SIMのうち、旧プランを契約しているものがVoLTE通話に非対応となる。VoLTE通話を今後も利用するには、現行プランへの移行が必要だ。【追記】
LINEモバイルは3月8日、4月6日以降にNTTドコモ回線を利用する音声通話SIMの一部がVoLTE通話に非対応となる予定であることを発表した。同日以降にVoLTE通話を利用したい場合は、現行の「ベーシックプラン」への変更を呼びかけている。
なお、親会社のソフトバンクが「LINEMO(ラインモ)」の提供を開始することに伴い、LINEモバイルは3月31日11時をもって新規加入の受付を終了することが決まっている。
【追記:20時45分】VoLTE非対応の端末における音声通話方法について追記しました
対象は「旧プラン」契約者
VoLTE通話に非対応となるのは、ドコモ回線を利用する音声通話SIMのうち、以下のプランを契約しているもの。
- LINEフリー
- コミュニケーションフリー
- MUSIC+
VoLTE通話の非対応化はシステム改修に伴う措置だという。先述の通り、現行プランに変更すれば引き続きVoLTE通話は利用できる。このシステム改修の日程が変更される場合は、改めて通知をするという。
プラン変更は3月31日11時以降も受け付け(一部制約あり)
LINEモバイルは3月31日11時をもって新規加入の受付を終了するが、同時刻以降もサービスは継続して提供される。プラン変更やSIMカードのサイズ変更や再発行といった主要な手続きも受け付ける。
ただし、ドコモ/au回線への回線変更については、同時刻をもって受け付けを終了する。利用する回線のキャリアをソフトバンク以外に変更したい場合は、同時刻までに手続きを完了するようにしたい。
VoLTEが使えない場合は「3G」で通話可能(追記)
VoLTEが使えなくなった場合でも、3G(W-CDMA)の回線交換による通話は引き続き利用できる。AndroidスマートフォンでもiPhoneでも、設定を変更すれば3Gで通話可能だ。ただし、以下の制約もある。
- 高音質通話(HD/HD+)を利用できない
- 当該回線でデータ通信中の場合、通話の間はデータ通信も3G経由となる
- 当該回線でデータ通信中の場合、発着信時や終話時に通信が途切れる場合がある(回線切り替えのため)
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